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【スポーツ】

浜口快投、ベイ一矢 八回1死まで無安打 日本シリーズ第4戦

3回ソフトバンク2死三塁、今宮を空振り三振に仕留め雄たけびをあげるDeNA・浜口=横浜スタジアムで

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◇DeNA6−0ソフトバンク

 SMBC日本シリーズ2017は1日、横浜スタジアムで第4戦が行われ、DeNA(セ・リーグ3位)がソフトバンク(パ・リーグ優勝)に6−0で快勝して初白星を飾り、対戦成績を1勝3敗とした。

 DeNAは五回に宮崎のソロなどで2点を先制。七回に高城のソロ、八回には宮崎の適時打などで3点を加えた。先発した浜口は八回1死から初安打を許したが、八回途中まで2安打無失点の好投だった。

 ソフトバンクは打線が2安打に抑え込まれ、先発した和田は5回2失点だった。

 日本シリーズは全試合がナイターで行われ、どちらかが4勝した時点で終了する。

   ◇

 DeNAが無失点リレーで快勝した。浜口は落ちる球を低めに集め、八回1死まで無安打の快投。九回は山崎康が締めた。打線は五回に宮崎のソロなどで2点を先行すると、七回に高城がソロ。宮崎と高城は八回にも適時打を放った。

 ソフトバンク打線は最後まで浜口の変化球にタイミングが合わなかった。和田は粘り強く投げたが宮崎の一発に泣いた。

 ◇ 

 ラミレス監督の声が思わず弾む。「ルーキーに見えない」。強打のソフトバンク打線相手にも一歩も引かないマウンドの左腕からは、試合を支配しているのは自分だという強烈な自負がのぞくようだった。DeNAの浜口が八回途中無失点の快投。19年ぶりの日本一へ望みをつなぎ「自分の持っている力を全力でぶつけた。とにかくゼロでチームが勝てるように、そこだけ考えた」と胸を張った。

 プレーボール直後からアクセルは全開だった。一回、1番・柳田との対戦。ここまでの3試合ではいずれも一回に安打を許して先制のホームを踏んだ強打者と対峙(たいじ)し「絶対に塁に出さない」と腹は据わっていた。6球続けて内角を突き、最後は外角低めの145キロで二ゴロに。チーム全体がどうしてもほしかったこの一つのアウトを取ったことで、前日までの嫌な流れを断ち切った。

 初対決の相手打線。強い腕の振りから繰り出すチェンジアップでことごとくタイミングを外した。気付けば八回1死まで無安打投球。偉業への意識はあったというが、心掛けたのは「チームが勝てるように、とにかく一人一人」。だからこそ代打の鶴岡に、この日初安打となる右中間二塁打を打たれても、浮足立つことはない。今季、本拠地では5勝無敗、防御率2・19。相性の良さは負ければシーズンが終わるという大一番でも変わらなかった。

 佐賀県出身の22歳にとって少年時代から憧れた和田との投げ合いを制し、シリーズの流れが変わりそうな1勝。浜口が言葉に力を込める。「最後まで戦い抜く」。4戦目にして、ようやく投打ともに本来の姿を取り戻したDeNA。ルーキーが生んだ勢いを逆襲のきっかけにできるか。 (中川耕平)

 

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