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【スポーツ】

無念のベイ 守りに甘さ 19年ぶり日本一逃す

◇ソフトバンク4−3DeNA

 19年ぶりの日本一を逃したDeNAの戦いが幕を閉じた。九回に守護神の山崎康が同点弾を浴び、最後は延長十一回に三上が力尽きた。だが、最後まで響いたのは3−1の八回に許した1失点。1点差に迫られたことで、逃げ切りに失敗した。

 八回1死三塁。柳田を迎え、ベンチは左腕の砂田を投入した。初球、外へと逃げるスライダーで当たり損ないの投ゴロに仕留める。三塁走者は三塁と本塁の中間あたりまで出てきていたが、処理した砂田は一塁へ。送球の間に労せずして城所は本塁を陥れた。

 「判断ミス。間に合わないと思い、1アウトをしっかり取ろうと考えてしまった」。砂田は目を真っ赤にして猛省した。捕手の嶺井からは、どこに送球するかの指示はなかったという。

 記録に表れないミスは八回だけではない。延長十一回1死一、二塁では松田の三ゴロを宮崎が三塁を踏んだ後に一塁送球がそれ、併殺を取り切れない。その直後にサヨナラ打を浴びた。「人間なのでミスはつきものだが、全てのプレーで気を抜いてはいけないと学んだ」。ラミレス監督が話したように、ほんのわずかな差が勝敗を分けた。

 とはいえ、セ・リーグでは初めてレギュラーシーズン3位からCSを勝ち抜いた事実が揺らぐことはない。パ王者を瀬戸際まで追い詰めた。主力の大半は二十代と成長の途上にある。山崎康は言う。「1球の甘さを痛感した」。苦い経験を糧に、上を目指す。 (中川耕平)

 

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