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【スポーツ】

全日本大学駅伝 神奈川大20年ぶりV

ゴールする鈴木健吾=三重県伊勢市の伊勢神宮で

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 全日本大学駅伝は5日、名古屋市の熱田神宮から三重県伊勢市の伊勢神宮までの8区間106・8キロで27チーム(オープン参加2を含む)が出場して行われ、神奈川大が5時間12分49秒で20年ぶり3度目の優勝を決めた。

 10月の出雲全日本大学選抜駅伝を制した東海大が1分18秒差の2位。前回覇者で1月の東京箱根間往復大学駅伝で総合3連覇を達成した青学大は3位だった。

 神奈川大は5区の越川堅太が区間賞となる好走で2位に浮上。8区は鈴木健吾が首位東海大との17秒差を逆転した。

 4位の駒大、5位の東洋大、6位の中央学院大までが来年のシード権を得た。

 ◇成績

 (1)神奈川大(山藤、大塚、荻野、鈴木祐、越川、安田、大川、鈴木健)5時間12分49秒(2)東海大5時間14分7秒(3)青学大5時間15分22秒(4)駒大5時間15分59秒(5)東洋大5時間16分29秒(6)中央学院大5時間17分59秒

   ◇

 7区で先頭を走る東海大の三上が、必死の形相で後続を引き離しにかかる。「8区の勝負を考えると、なるべく秒差がほしかった」。2位につけていた神奈川大のアンカー鈴木健が、いかに強力な存在か。ライバルの言葉がそれを物語っていた。

 最終の中継所で、両校の差は17秒。東海大のアンカー川端も力のある選手だが、今年の箱根駅伝の2区で区間賞の鈴木健は別格だった。「1分差くらいならひっくり返さないといけない」という言葉通り、3キロすぎで軽やかに逆転。最後はリードを1分18秒にまで広げた。

 東海大と青学大の一騎打ちが予想された伊勢路。想定外の失速があった2強を尻目に、7区までの好走がエースの見せ場につながった。5区越川が区間賞を取るなど、常に4位以上の位置でレースを進めた。「1区から非常にいい流れでつないでくれた」。勝利の立役者は、仲間への感謝を繰り返した。

 「こういう流れにしたいとは思っても、確信があったわけじゃない」。大後監督は振り返ったが、長期的な取り組みは着実にチームの底上げにつながっている。大学駅伝の高速化に対応すべく、9年ほど前にトレーニング方針を改めた。走行距離だけを重視するのではなく、股関節や上体の動きを高め、走りの質を上げるメニューを取り入れて低迷期を脱し、日本一へたどり着いた。

 今冬のマラソン挑戦も見据えてスタミナを磨く鈴木健を軸に、選手たちはじわじわと力を付けている。青学大の独壇場から一転、混戦模様の大学駅伝。その中で、2カ月後の箱根駅伝へ神奈川大が勢いづいてきた。 (佐藤航)

 【区間記録】

 ▽1区(14.6キロ)相沢晃(東洋大) 43分24秒

 ▽2区(13.2キロ)田村和希(青学大) 38分4秒

 ▽3区( 9.5キロ)館沢亨次(東海大) 27分2秒

 ▽4区(14.0キロ)菅真大(城西大) 40分9秒

 ▽5区(11.6キロ)越川堅太(神奈川大) 33分52秒

 ▽6区(12.3キロ)堀合大輔(駒大) 35分57秒

 ▽7区(11.9キロ)阿部弘輝(明大) 34分8秒

  =区間新

 ▽8区(19.7キロ)ドミニク・ニャイロ(山梨学院大)

  57分6秒

 

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