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【スポーツ】

日本、守備崩壊3失点 強豪ブラジルと実力差歴然

日本−ブラジル 前半、PKで先制ゴールを決めるネイマール(右)=フランス・リールで(岩本旭人撮影)

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 【リール(フランス)=共同】国際親善試合は10日、当地で行われ、日本はブラジルに1−3で敗れた。来年のワールドカップ(W杯)ロシア大会に向け、ハリルホジッチ監督就任後初めて強豪と顔を合わせた一戦で力が及ばなかった。

 国際サッカー連盟(FIFA)ランキングは日本の44位に対し、ブラジルは2位。前半、日本はPKでネイマールに先制点を与えるなど3失点した。後半は攻め込む時間帯もあったが、反撃はCKから槙野(浦和)が頭で決めた1点にとどまった。対戦成績は日本の2分け10敗。

 日本は14日(日本時間15日)には、5位のベルギーと敵地ブリュージュで対戦する。

◆開始早々プラン崩れる

 耐え忍んだ末のただひと突きに活路を見いだすつもりだった日本にとっては、開始早々の失点でゲームプランが狂った。その後は王国ブラジルにボールを支配されて完敗。ハリルホジッチ監督は「チャンスを与えてしまった」と悔しさを隠し切れなかった。

 序盤から次々にゴールを狙われた。前半10分に吉田の反則から与えたPKをネイマールに決められ先制点を献上。7分後にマルセロにミドルシュートをたたき込まれ、同36分には左サイドを崩され3点目を失った。日本は後半、CKから槙野のヘディングで1点を返すのがやっとだった。

 大量失点を喫した最大の原因は、選手個人の力量の差だ。エースのネイマールは巧みな足技で日本DFのマークを簡単に外し、好機とみれば攻撃を一気にスピードアップ。流れを読み、巧みに緩急を使い分けた。「トップクラスの相手にどこまでできるか」と吉田は語っていたが、防御網はもろくも崩された。

 ハリルホジッチ監督の就任後初の欧州遠征は、W杯への本格的な準備の始まりといってもいい。監督が日本の得意とする流麗なパスサッカーより、1対1の球際の戦いを意味する「デュエル」を志向してきたのは、本大会での結果を追求しているからこそ。

 その点で主将の長谷部は「守備がはまったときは手応えがあった」と収穫も口にした一方で、「相手が(手を)抜いた分もある」とも。試合を通じて全力でこられたら、さらに悲惨な展開も考えられた。

 W杯まであと7カ月。今回の2連戦で顔を合わせるブラジル、ベルギーのような強豪国と海外で対戦できる機会は少ない。アジア勢同士の戦いでは見つけられなかった課題を探す初戦で、世界との距離が浮き彫りになった。 (リール・浅井俊典)

 

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