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【スポーツ】

戦力底上げ 作戦的中 日本女子追い抜き 世界新

女子団体追い抜き滑走する(右から)高木美、高木菜、佐藤。世界記録で優勝=ヘーレンフェインで(共同)

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 女子団体追い抜き最後のカーブ。最後方の高木菜がスタミナの限界を迎えた佐藤の背中を腕で懸命に押した。佐藤も直線への出口でよろめきながら「ここで転んだら水の泡」と必死に立て直し、足を動かした。

 先頭の高木美に食らい付くようにゴール。2分55秒77と世界新記録を告げる場内アナウンスに「やったー」と3人が手を取り合って喜んだ。

 昨季の世界距離別選手権銀メダルメンバーの押切が不調。代役に20歳の佐藤が抜てきされた。2周目後半。高木美から空気抵抗がかかる先頭を受け継いだ佐藤はエースと同じ1周28秒前後のラップで刻んだ。昨季は出番のあったレースで先頭を任された周に大きくラップを落としており、「リベンジをしたかった」と奮起を見せた。

 けが明けで調整が遅れていた高木菜の起用。タイムロスにつながる先頭交代を昨季の4回から3回に変更した作戦もはまり、標高の低いリンクでまれな世界新につなげた。

 経験豊かな押切、けがから2季ぶりにW杯に復帰した菊池を含めた候補5人が拮抗(きっこう)。デビットコーチは調子に合わせ、人選や作戦を練られる。

 今回唯一2度の先頭を任された高木美は「連係はもちろんだが、個人のレベルが上がっている」と仲間の成長に誇らしげだった。(原田遼)

 

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