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【スポーツ】

「二刀流 自分だけのものでない」 大谷、大リーグ挑戦表明

米大リーグ挑戦を表明し、記者の質問に答える日本ハムの大谷=東京都千代田区の日本記者クラブで

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 日本ハムの大谷翔平が11日、今オフにポスティングシステムを利用して米大リーグに挑戦すると表明した。メジャーでも投打の「二刀流」を継続したい考えを示し、目標にワールドシリーズを制覇して世界一の選手と認められることを掲げた。 

 「継続してきたものをさらに伸ばしたいと思っているし、どこか一つでも諦めるということは今の時点で考えていない」。米大リーグ挑戦表明の会見で、大谷は投打の「二刀流」を続けたい意欲を示した。

 トルネード投法で旋風を巻き起こした野茂英雄に続くように、日本で実績を残した選手が次々に海を渡った。2000年以降では佐々木主浩が抑えとして活躍。イチローは日本人初の野手として成功し、松井秀喜は長距離砲として中軸を担った。今オフにはオリックスの抑え、平野らも大リーグ挑戦を見据える。

 これらの選手と大谷が一線を画すのは、日本球界の常識を覆した男が、メジャーの常識をも覆そうとしている点だろう。1918年のベーブ・ルース以来となる2桁勝利2桁本塁打をプロ2年目で達成。日本ハムの育成システムの中で、着実にレベルアップを遂げた。周囲の期待も感じ「二刀流は、自分だけのものではない」とも。

 本人の希望通り、米国でも二刀流を継続できるのか。大谷は「そういう環境があるか分からないので、まずは話を聞いてみたい。自分の気持ちだけではどうにもならないところがある」と話す。

 ア・リーグは指名打者(DH)制を採用しているが、ナ・リーグは採用していない。先発投手のローテーションの間隔も日本とは違い、所属先の意向でプレースタイルも変わる可能性がある。日本では少なかった投手以外の守備に就く意欲は「話を聞いてみないと始まらない」と述べ、投打で目標にする具体的な数字も「環境も変わるので、やってみないと分からない部分がある」と慎重な言い回しに終始した。

 それでも「一番の選手になりたい。ファンが、彼が一番だと言ってくれるのが幸せ」と、目標の世界に飛び込む。昨季は日本ハムで日本一を達成したが、大リーグのワールドシリーズ制覇についても「世界一の選手を目指す上で通るべき場所かなと思うし、野球をやっていく上で最終目標でもあると思うので、ぜひ経験してみたい」と熱く語った。 (磯部旭弘)

 

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