東京新聞のニュースサイトです。ナビゲーションリンクをとばして、ページの本文へ移動します。

トップ > スポーツ > 紙面から > 11月の記事一覧 > 記事

ここから本文

【スポーツ】

岸、女子個人で日本勢初の銀 トランポリン世界選手権

女子個人決勝で銀メダルを獲得し、笑顔の岸彩乃=ソフィアで(共同)

写真

 【ソフィア=共同】世界選手権最終日は12日、当地で行われ、五輪種目の女子個人決勝で2012年ロンドン五輪代表の岸彩乃(金沢学院大ク)が銀メダルに輝いた。同種目で日本勢の表彰台は史上初の快挙となった。

 岸は準決勝を7位で通過し、8人(各国・地域最大2人)で争われた決勝で55・740点をマークした。前回15年大会3位のタチアナ・ピアトレニア(ベラルーシ)が56・075点で初優勝。

 男子個人決勝で11年大会3位の伊藤正樹(東栄住宅)は演技を中断し、24・800点で8位。高磊(中国)が62・280点で2連覇した。

 女子でシンクロナイズド銀メダルの森ひかると高木裕美(以上金沢学院大ク)、男子で岸の弟の岸大貴(ポピンズ)、昨年のリオデジャネイロ五輪4位の棟朝銀河(エアリアルドリーム)はいずれも準決勝で敗退した。

◆リオ落選 悔しさ乗り越え

 25歳の岸は込み上げる感情を抑えきれなかった。五輪種目の女子個人で日本勢初の快挙となる表彰台に立ち「(銀)メダルは予想外だったので本当にうれしかった。海外のコーチや選手も喜んでくれて、さらに泣いちゃった」。昨夏のリオデジャネイロ五輪代表から落選し、引退も考えた失意を乗り越えた先に、歓喜の瞬間が待っていた。

 同種目の日本勢で初めて立った決勝の舞台。岸は体操の元トップ選手だった父、一盛さん譲りの空中感覚で、10種類の跳躍をことごとく台の中央に集めた。今季から導入された10点満点の「水平移動点」で断トツの9・600点。準決勝を2位、3位で通過した中国勢2人にミスが出た中で、美しく安定した跳躍が際立った。

 2020年東京五輪を目標に据え、今季は強国カナダへ武者修行に赴いて精神的にも一回り成長した。「世界と戦えるようになってきた。大きな一歩」。

 3年後の大舞台に向け、ここからサクセスストーリーが始まる。 (共同)

<きし・あやの> 女子個人で2012年ロンドン五輪代表、14年仁川アジア大会銅メダル。弟の大貴は今年の世界選手権代表、父の一盛さんは体操の元トップ選手。金沢学院大出、金沢学院大ク。154センチ、47キロ。25歳。石川県出身。(共同)

 

この記事を印刷する

東京新聞の購読はこちら 【1週間ためしよみ】 【電子版】 【電子版学割】

PR情報