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【スポーツ】

日本、格上ベルギーに0−1 守備手応えも攻撃に課題

ベルギー−日本 前半、R・ルカクと競り合う槙野(右)=ベルギー・ブリュージュで(岩本旭人撮影)

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 【ブリュージュ(ベルギー)=浅井俊典】日本代表は14日、当地であった国際親善試合でベルギー代表に0−1で敗れた。前半を無失点で折り返した日本は後半27分、シャドリにドリブル突破を許し、左クロスをR・ルカクに頭で押し込まれた。国際サッカー連盟(FIFA)ランキングは日本44位、ベルギー5位。対戦成績は日本の2勝2分け1敗となった。

 ブラジル、ベルギーと対戦した4年ぶりの欧州遠征は全日程を終了。

 ハリルホジッチ監督就任後、初めての強豪国との対戦は連敗となった。

 12月1日に来年のワールドカップ(W杯)ロシア大会の抽選会が行われ、1次リーグの対戦相手が決まる。

◆速攻でパスの精度低く

 敗れたとはいえ最後まで食らい付いた選手たちにハリルホジッチ監督は試合後、こう話したという。「君たちは大きなライオンを倒せそうなところまでいったぞ」。完敗のブラジル戦で失った自信を取り戻すのに十分な内容だった。

 世界で五指に入るベルギーを相手に、前半は五分の攻防に持ち込んだ。全員が連動する組織的な守備で攻撃を水際で食い止め、セットプレーや速攻で好機をうかがう。「相手が明らかにフラストレーションをためながらプレーしているのを感じた」と吉田。ハリルホジッチ体制で積み上げてきた守備の形は、強国にも機能していた。

 しかしボールを奪う機会が多いほど、目立ってしまうのが攻撃の精度の低さ。守備から攻めに素早く転化しながら、パスがずれたり、出しどころを探したりしてゴールへ向かうスピードを落としてしまう。杉本や乾の決定機も相手のミスや単発の突破からで、チームとして意図的に狙ったわけではない。

 ベルギーは違った。日本が先制を許した後半の場面は、シャドリが4人をドリブルで翻弄(ほんろう)。完全に守備陣を崩しきってクロスを上げた時点で勝負はついた。川島は言う。「良い選手とトッププレーヤーの違いはこういうところ。ああいう場面で決定的な仕事ができる」

 いくら守りを固めても、サッカーは得点しなければ勝つことはできない。少ないチャンスで格上からいかにゴールを奪うか。「最後に勝ち切るためには、もっとレベルアップしないといけない」と大迫。守備で一定の手応えを得ただけに、来年のW杯に向けた修正点が明確になった。 (浅井俊典)

 

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