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【スポーツ】

小平異次元 W杯15勝 高木美帆、1500メートルでV

女子500メートルで優勝し笑顔を見せる小平奈緒。後方は韓国の李相花=スタバンゲルで(共同)

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◇スピードスケート<第2戦第2日>

 【スタバンゲル(ノルウェー)=共同】ワールドカップ(W杯)第2戦第2日は18日、ノルウェーのスタバンゲルで行われ、女子500メートルは小平奈緒(相沢病院)が37秒07で優勝した。W杯通算15勝目。この種目では昨季からW杯の12レースを含め国内外で20レース無敗となった。曽我こなみ(ホテル東日本)は16位だった。

 女子1500メートルは高木美帆(日体大助手)が1分55秒30で第1戦に続いて優勝した。菊池彩花(富士急)は5位。

 男子500メートルでは山中大地(電算)が34秒65で2位に入った。同1500メートルの小田卓朗(開発計画研究所)は1分46秒28で8位。Bクラスではウイリアムソン師円(日本電産サンキョー)が1分47秒09で2位となった。

◆小平、500メートル独走「通過点の一つ」

 当たり前のように頂点に立った。2位との差は、前日とほぼ同じ0秒78。昨季から出場した500メートルの20レースで全て1位。今季はしかも、37秒台前半を安定してマークしている。完全に独走状態を築き、常々に口にする「自分自身を超える」戦いにまい進している。低地リンクでの自己ベスト更新を「通過点の一つにすぎない」と表した。

 五輪2連覇中で世界記録保持者の李相花と連日の同走。爆発的なスタートを武器に数々の栄冠を手にした好敵手のお株を奪うダッシュで先行すると、そのまま差を広げた。誰もが認める強豪を相手に前日は1秒差、この日は0秒88差と圧勝を続ける。

 異次元の速さに、結城匡啓コーチは「ようやくスイッチが入り始めた」と笑みを隠せない。勝ち続けた昨季よりもさらにタイムを上げながら、「夏の練習の成果を発揮し切れていない。まだ伸ばせる感覚がある」と小平。世界の第一人者の座を確たるものにしつつあるが「ここで評価してしまったら(成長が)ストップしてしまいそうな気がする」と、3カ月後の大舞台へ突き進む。

  (共同)

女子1500メートル滑走する高木美帆=共同

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◆高木、連勝にも満足せず

 表彰台の真ん中に立っても表情はさえない。得意の1500メートルで2連勝した高木美だが、前週の1分54秒台には届かず「今日の内容では『やった』という感じはない」。強豪の仲間入りを果たし、自らに課するハードルは上がる一方だ。

 第一人者のブストや第1戦2位のテルモルスらオランダの強豪が不在のレースで、強さが際立った。リズム良く左右に体重移動するお手本のような滑りで2位に1秒以上の差をつけた。だが「伸びている感覚がなく、コーナーもしっくりこなかった。ぎりぎりで勝てた」と反省を並べた。

 滑走能力の伸びに体力が追いつかず、追われる立場の心持ちにもまだ慣れていないという。「ここまで来たのは初めてなので」と戸惑う23歳。未知の領域で、新たな課題と向き合っている。 (共同)

 

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