東京新聞のニュースサイトです。ナビゲーションリンクをとばして、ページの本文へ移動します。

トップ > スポーツ > 紙面から > 11月の記事一覧 > 記事

ここから本文

【スポーツ】

宇野苦闘、ファイナル進出 ジャンプ乱れ2位 GPフランス杯

男子で2位になった宇野昌磨のフリー=グルノーブルで(田中久雄撮影)

写真

 【グルノーブル(フランス)=共同】グランプリ(GP)シリーズ第5戦、フランス杯最終日は18日、当地で行われ、男子で第2戦スケートカナダ優勝の宇野昌磨(トヨタ自動車)が合計273・32点で2位に入り、シリーズ上位6人で争うファイナル(12月7〜9日・名古屋)に3シーズン連続で進出した。

 ショートプログラム(SP)2位の宇野はフリー1位の179・40点だったが、前世界王者でSP首位のハビエル・フェルナンデス(スペイン)がフリー2位でマークした合計283・71点に及ばなかった。

     ◇

 途中でジャンプが怖くなった。苦しい着氷をするたび、宇野は「まだ残っているのか」とジャンプの本数を数えた。

 SPの不調から抜け出せないまま迎えたフリー。「全てに不安要素があった」。前半の3本のジャンプをこらえたが、続くステップで早くも足元がふらつきだした。後半の4回転フリップは「跳べない」という確信通り、失敗。さらに三つのジャンプで転倒や回転不足が続いた。

 有力選手が少ない大会で2位に踏みとどまったが、自己ベストを約47点下回る273・32点。どの種類も総じてジャンプが乱れることは珍しく「何個失敗したかも分からない。悔しさもなかった」。

 前兆はSP前からあった。公式練習前日に張り替えられたリンクに「氷が足に吸い付いていない」と実感。力が入らず、着氷の位置も普段と違った。この日昼に40分間行われた会場練習では半分近くをスケーティングに費やした。そんな異例の調整も、夜のフリーにつながらなかった。

 問題はリンクとの相性ではなく「練習が足りていなかった」と結論づけるしかなかった。今月初めに国内でインフルエンザにかかり、1週間の静養。その後の約10日間で取り戻した気でいたが、「日ごろ積み重ねていることがいかに大事かを改めて感じた」。地元開催のGPファイナルへ反省点を洗い出す。 (グルノーブル・原田遼)

 

この記事を印刷する

東京新聞の購読はこちら 【1週間ためしよみ】 【電子版】 【電子版学割】

PR情報