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【スポーツ】

稲葉J、初代王者 アジアCS 韓国を圧倒7−0

 新設された国際大会「アジアプロ野球チャンピオンシップ2017」は19日、東京ドームで決勝が行われ、予選リーグ1位の日本が2位の韓国を7−0で下して優勝を飾った。2020年東京五輪で金メダルを目指す稲葉新監督にとって初陣は最高の結果となった。

 日本は四回、外崎(西武)の適時打で1点を先制。五回に西川(広島)の2点二塁打などで3点、六回には山川(西武)の2点適時打、七回に西川のソロ本塁打などでリードを広げた。先発した田口(巨人)は7回3安打無失点だった。外崎がMVPに選ばれた。

 優勝チームには賞金2000万円、準優勝には500万円が贈られる。

◆東京五輪へ最高の一歩

 稲葉監督の言葉が、初代王者に輝いた理由を物語る。「結束力を持って戦うことができた」。若き「侍」ゆえに不足する経験をチーム一丸で埋め、手にした栄冠。2020年東京五輪へ向け「稲葉ジャパン」として初めて臨んだ大会で最高の結果をつかんだ。

 結成して日が浅いチーム。指揮官が大切にしたのは選手に掛ける言葉だった。韓国との再戦。試合前のミーティングでは「思い切ってやってください」と語り掛けた。16日の対戦では、延長十回にサヨナラ勝ちしたものの敗戦寸前まで追い詰められた。「韓国は強い気持ちで倒しに来る。それを上回りたい」。宿敵の手ごわさは監督自身が身をもって知っている。シンプルで力強いメッセージはナインを突き動かす力になった。

 MVPに輝いた外崎が言う。「やりやすい環境をつくってくれた監督の期待に応えたかった」。四回に先制すると、打線がつながり、七回までに7得点。投げては3投手による完封リレーと、韓国に付け入る隙を与えなかった。

 送りバント失敗や盗塁死など、相手に流れを渡しかねないプレーはあった。稲葉監督も「投手交代も作戦面もまだまだ勉強不足」と認めたように、大会を通じて課題も見えた。だが、目標とする3年後の金メダルへ「勝利至上主義」を掲げ、勝ち切った事実は揺るぎない。試合後、監督は選手にこう言ったという。「2020年に向けて、また日の丸を背負えるように成長してください」 (中川耕平)

 

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