東京新聞のニュースサイトです。ナビゲーションリンクをとばして、ページの本文へ移動します。

トップ > スポーツ > 紙面から > 11月の記事一覧 > 記事

ここから本文

【スポーツ】

<取材ノート>DeNA5位指名・桜井「清宮には負けない」

DeNA新入団選手発表会で、あいさつする桜井周斗=横浜市内のホテルで

写真

 北の大地で超高校級スラッガーの一挙手一投足に注目が集まる中、南へ約900キロ離れた横浜で対抗心を燃やす男がいた。同じ18歳。DeNA5位指名の桜井周斗投手だ。「清宮幸太郎とまた対戦できる日が来ればいい。対戦したときには負けないように頑張りたい」。あどけなさを残す表情を引き締めた。

 桜井の名が一躍全国区になったのは、日大三高2年生だった昨年の秋季東京大会決勝。相手は清宮が率いた早実だった。背番号8のエースは左腕から投じるスライダーを武器に、清宮から5打席連続三振。当時の心境を「ただただ(清宮が)打ったと新聞に書かれたくなかった」と振り返る。気持ちを前面に押し出す投球スタイル同様、言葉には負けん気がにじむ。

 そして早実とともに東京代表として出場したセンバツ。バックネット裏の記者席から見ても、対戦した打者が「消える」と表現するスライダーの鋭さは段違いだった。初戦で履正社(大阪)を相手に八回まで毎回の13奪三振。試合には敗れたが、実力の片りんを示した。

 9月にカナダで行われた18歳以下のワールドカップ(W杯)では、清宮らと中軸を組んだように打撃も魅力的。球団からは当初、投打の「二刀流」を打診されたが「一番熱くなれるのは投手」と専念を決めた。制球は不安定とまだまだ粗削り。桜井自身も「まずは変化球の精度を磨いて、投球の幅を広げたい」と冷静に足元を見つめる。

 ともに西東京を代表する強豪校からプロの世界に巣立つ2人。再び相まみえるのは交流戦か、はたまた日本シリーズか。その時を楽しみに、成長を見守りたい。 (中川耕平)

 

この記事を印刷する

東京新聞の購読はこちら 【1週間ためしよみ】 【電子版】 【電子版学割】

PR情報