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【スポーツ】

日馬暴行 八角理事長奔走 「暴力根絶 胸に刻んで」力士に講話

十両以上の力士を対象に暴力問題の再発防止について講話を行う日本相撲協会の八角理事長(奥中央)=福岡市で

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 日本相撲協会の八角理事長(元横綱北勝海)は28日、福岡市内で十両以上の力士を対象に「暴力問題の再発防止について」をテーマとする講話を行った。横綱日馬富士の暴行問題を受けての開催で、暴力の一掃や自覚のある行動を周知徹底することなどが狙い。日馬富士、暴行を受けた平幕貴ノ岩は欠席した。

 八角理事長は冒頭で一連の問題を謝罪した上で「暴力問題を二度と起こさない」と強い口調で宣言した。加えて「君たちは国技を背負う力士であるという認識を新たにし、改めて暴力の根絶を胸に刻み込んでください」などと訴えかけた。

 講話は約15分で終わり、問題の経緯説明などはなかったという。理事長は記者会見で「まだまだ指導不足のところがある。何回も何回も繰り返し、指導することが大事だ」とし、年内に臨時の師匠会を開いて注意喚起する意向を示した。力士代表として会見した大関豪栄道は「暴力をなくすことが大事だと思った。部屋の若い衆にも伝えていきたい」と再発防止を誓った。

 関取70人のうち出席は約60人。10月下旬に問題が起きた鳥取市内での酒席に同席したとして、28日午前から福岡市内で鳥取県警の参考人聴取を受けた横綱白鵬は出席。同じく現場にいて、既に警察と相撲協会危機管理委員会の聴取を終えた横綱鶴竜や関脇照ノ富士、さらに横綱稀勢の里も出席し「力士として、一人一人が自覚を持ってやるべきことをやるだけ。しっかりと相撲道に精進する」と語った。

 日本相撲協会の八角理事長は28日、スポーツ庁で鈴木大地長官と会談した後に報道陣の取材に応じ、「ファンのおかげで相撲は成り立っている。きちっと(説明)責任を果たしていきたい」と語り、ファンに対して改めて謝罪した。

 真相解明の障壁となっている貴ノ岩への危機管理委員会からの聴取の実現は、依然として見通しが立っていない。八角理事長は「貴ノ岩の体調が一番心配」と説明。聴取に応じられないほどの容体であれば、病院に行って治療してほしいと貴乃花親方には要請しているという。その上で「親方と話しながら、一日も早い解決に向けて努力していく」と語った。

 

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