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【スポーツ】

貴乃花親方、捜査後協力 暴行問題、20日に処分検討

日本相撲協会の理事会に出席した伊勢ケ浜親方(手前)、八角親方(手前から3人目)、貴乃花親方(奥右端)=両国国技館で

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 大相撲の元横綱日馬富士が平幕貴ノ岩を暴行した問題で、日本相撲協会は30日、定例の理事会を東京・両国国技館で開き、危機管理委員会がこれまで調査してきた内容などについて話し合った。記者会見した危機管理委の高野利雄委員長(外部理事)は、これまで危機管理委の聴取を拒否してきた貴ノ岩の師匠の貴乃花親方(元横綱、理事)が、鳥取県警の捜査終了後に聴取に応じる姿勢を示したことを明らかにした。

 危機管理委では、貴ノ岩の聴取を行った上で、全容解明を進めて最終報告をまとめる。協会では12月20日に臨時の横綱審議委員会と理事会を開き、日馬富士の師匠の伊勢ケ浜親方(元横綱旭富士、理事)と暴行があった当日の秋巡業に巡業部長として帯同していた貴乃花親方の処分を検討する。すでに引退しているため処分はできないが、日馬富士の暴行がどの程度の処分に相当するかも話し合う。

 理事会では12月3日に始まる冬巡業に、ファンや勧進元に配慮して貴乃花親方は参加しないことを決めた。また、暴行問題の全容を解明し、処分や再発防止策などを決めるためにすべての協会員らが協力することなどを決議した。

 記者会見では、八角理事長(元横綱北勝海)や高野委員長らが冒頭で改めて謝罪。危機管理委の調査の中間報告が発表された。日馬富士の暴行については、貴ノ岩を平手で多数回殴り、カラオケのリモコンで頭を数回殴った▽シャンパンのボトルは振り上げただけで滑り落ちたので殴っていない▽馬乗りになったこともなく、灰皿など他の物も投げていない▽泥酔状態ではなく、当日の記憶は比較的よく残っている−などとした。

◆白鵬に厳重注意 万歳、自ら物言い

 日本相撲協会は30日の理事会に横綱白鵬を呼び、九州場所千秋楽の優勝インタビューで「日馬富士関と貴ノ岩関を再び土俵に上げてあげたい」と発言し、観客に万歳三唱を促したことなどを厳重注意した。

 八角理事長が理事会後の会見で「横綱の品格に関わる言動で、今後は慎むようにと私から厳重注意をした」と明かした。白鵬の師匠の宮城野親方(元幕内竹葉山)も同席し、2人は謝罪した。

 日馬富士による貴ノ岩への暴行現場には白鵬も同席していた。世間を騒がせ、警察が捜査中という状況での横綱が取った軽率な言動は物議を醸していた。

 また九州場所11日目に関脇嘉風に敗れ、自ら物言いを主張する態度を取ったことも「横綱の品格を損なわないように」(八角理事長)と厳重注意した。

◆白鵬が批判「貴乃花部長の下で巡業参加無理」

 大相撲の横綱白鵬が28日に福岡市内で開かれた八角理事長による暴行問題に関する講話の席で「貴乃花巡業部長の下で冬巡業には参加できない」などと批判する発言をしていたことが30日、日本相撲協会関係者の話で分かった。

 八角理事長は発言者を特定しなかったが、発言の事実を認めた。力士会などで話し合った上で提案するのがルールと注意したという。

 

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