東京新聞のニュースサイトです。ナビゲーションリンクをとばして、ページの本文へ移動します。

トップ > スポーツ > 紙面から > 12月の記事一覧 > 記事

ここから本文

【スポーツ】

創設21年目 川崎万感 J1制覇 初タイトル

サッカーJ1で鹿島と勝ち点72で並び、得失点差で上回り逆転で初優勝した川崎イレブン。クラブ初の主要タイトル獲得となった=2日、川崎市等々力陸上競技場で(岩本旭人撮影)

写真

◇明治安田J1<最終節> 川崎5−0大宮

 (2日・川崎市等々力陸上競技場ほか=9試合)

 川崎が逆転で悲願の初優勝を遂げ、YBCルヴァン・カップ、天皇杯全日本選手権と合わせた主要タイトルをクラブ史上初めて獲得した。 

 川崎は小林のハットトリックの活躍などで大宮に5−0で完勝。15戦負けなしで勝ち点を72として磐田と0−0で引き分けた鹿島と並び、得失点差で上回った。小林は今季23ゴールで初の得点王に輝いた。鹿島は2連覇を逃した。

 甲府は仙台に勝ったが、16位でJ2降格が決定。神戸を破った清水は残留した。

◆小林3発 得点王

 終了のホイッスル。川崎の大勝に貢献する3得点をたたき込んだ主将の小林は涙が止まらなかった。チームメートらと次々と抱き合い、喜びをかみしめる。創設21年目のクラブを初タイトルに導いた30歳のストライカーは「本当に最高。チームメートに感謝したい」と声を震わせた。

 今季から主将を託された。ただ、チームをまとめる役割としては「主将らしいことは何もしていない」と謙遜する。モットーは「自分のゴールで勝つこと」。この日は思いが大きな形になった。最前線でボールを引き寄せながら、1点リードで迎えた前半ロスタイム。家長の左クロスを頭でたたきつけてネットを揺らす。後半15分は再び家長からの速いパスに右から滑り込み、右足でワンタッチゴールを決めた。

 この時点で今季通算22得点の杉本(C大阪)に並ぶ得点ランク首位で、ふと「(杉本)健勇が点をとらないように」とも考えたという。だが「やっぱりもう1点。その気持ちが強くなった」。後半36分、味方が得たPKを真ん中に蹴り込み、ハットトリックで初の得点王も手にした。

 「シルバーコレクター」の汚名を返上した。今年は元日の天皇杯決勝で敗れ、アジア・チャンピオンズリーグも8強止まり。YBCルヴァン・カップも準優勝に終わった。その分、欲したタイトルの味は格別だ。「個人成績よりチームのタイトルが一番うれしい。一つとればもっと欲しくなる。常勝軍団になれるよう、貪欲にタイトルをとりたい」。視線は早くもJ1連覇を見つめる。 (上條憲也)

 

この記事を印刷する

東京新聞の購読はこちら 【1週間ためしよみ】 【電子版】 【電子版学割】

PR情報