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【スポーツ】

宮里優V、逆転賞金王 「一生に一度」37歳感慨

 ◇日本シリーズJTカップ最終日(3日・東京よみうりCC=7023ヤード、パー70)

 今季最終戦。首位タイから出た37歳の宮里優作が1イーグル、6バーディー、ボギーなしで62をマークし、通算15アンダーの265で今季ツアーで最多となる4勝目を挙げ、初めて賞金王となった。

 賞金4000万円を加えた今季獲得額は約1億8283万円となり、前週までトップの小平智を逆転した。通算では7勝目。

 6打差の2位はショーン・ノリス(南アフリカ)、さらに2打差の3位に45歳の久保谷健一とスンス・ハン(米国)が続いた。稲森佑貴が5位。小平は21位、池田勇太は24位に終わった。

◆ツアー15年目 藍さん引退の年に

 ツアー参戦15年目でつかんだ初の賞金王の座に宮里優作は「一生に一度できるか、できないかのこと。早かったかな」と37歳での戴冠に感慨深げだった。今季は春先の中日クラウンズ、日本プロ選手権で2週連続優勝し、10月に3勝目。小平らとの賞金王争いは最終戦で優勝という厳しい条件がついたが、「最多勝(4勝)をとって賞金王になりたい」と偉業に挑んだ。

 首位タイで迎えた最終日は強さばかりがのぞいた。2番で1メートルのバーディーパットを外すと「重圧もあったが、これではダメと退路(逃げようとする気持ち)を断って攻めた」。3番で2・5メートル、4、5番ではともに4メートルのバーディーパットを次々と沈めた。6番パー5は残り221ヤードの2打目をピン手前1メートルにつけて楽々とイーグル。前半に6打も伸ばし、後半は悠々と独走した。

 4年前にこの大会でツアー初勝利を飾るまで11シーズンを要した。2年前に獲得賞金が1億円を超えてランキング2位に。しかし、1位の金庚泰(キム・キョンテ)に6000万円以上も離され、「この差を詰めるにはどうしたらいいか」と悩んだという。今季は1億8200万円以上を稼ぎ、金の2年前の金額を1500万円も上回った。

 選手会長の賞金王は史上初。「就任した去年は重荷だったが、いいメンタルトレーニングになった。選手会長をしたから賞金王に絡めた」と精神面の充実が背中を押した。

 妹の藍さんが引退し、コーチで父の優さんが病に倒れた年に大活躍。宮里家の次男は「藍を超えるには海外メジャーで勝つしかない。少しは(選手として)厚みが出たが、まだまだ磨きをかけたい」とさらなる飛躍を自身に課した。 (安田栄治)

 

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