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【スポーツ】

宇野0.50差2位で初V逃す フィギュアスケートGPファイナル

男子で2位となった宇野昌磨のフリー=名古屋市ガイシプラザで

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 グランプリ(GP)シリーズ上位6人、6組で争われるGPファイナル第2日は8日、名古屋市ガイシプラザで行われ、男子はショートプログラム(SP)2位の宇野昌磨(トヨタ自動車)がフリー1位の184・50点を出したが、合計286・01点で2位に終わった。

 日本の男子は2012年に高橋大輔が初優勝し、13〜16年は羽生結弦(ANA)が4連覇したが、6年連続優勝はならなかった。

 SP首位のネーサン・チェン(米国)がフリーで2位となり、合計286・51点で初優勝した。

 女子SPは昨年2位の宮原知子(関大)がほぼミスのない演技を見せ、74・61点で3位発進。初出場の樋口新葉(東京・日本橋女学館高)が73・26点で5位につけた。

 昨季世界選手権2位のケイトリン・オズモンド(カナダ)が77・04点で首位、GP2連勝のアリーナ・ザギトワ(ロシア)が76・27点で2位。

◆勘違い…連続ジャンプ回避

 いくつも転がっていた勝機を次々と取り逃がした。

 わずか0・50点差で優勝をふいにした宇野は「結果は今の実力かなと思う」と、すっきりした表情で受け止めた。

 フリーは最終滑走。SP首位のチェンは低調な得点にとどまり、地元名古屋での初優勝に向け、舞台は整った。冒頭の4回転ループこそ転倒したが、3大会ぶりに導入した新技4回転サルコーに成功。あとはミスを最小限に抑えればよかった。

 暗転したのは演技後半。2度の4回転トーループを続けざまに回転不足で失敗。「3回転になったのか、2回転になったのかわからなかった」と混乱した。フリーでは重複ジャンプに関する複雑な減点規定があり、最後に予定していた3回転トーループを含む連続ジャンプを回避した。

 だが実際は4回転の認定にかかわらず、最後のジャンプを跳んでも減点の対象にならなかった。勘違いに気づいたのは表彰式後の取材中。「そっか、そうじゃん。やってよかったんだ」と苦笑いした。

 もし予定通り跳んでいれば、もし「普段はまず失敗しない4回転トーループを直前練習で跳んでいれば」、SPで演技時間を超過せず減点を受けていなければ−。運命は変わっていたかもしれない。

 17日には20歳になる。主要国際大会で表彰台の常連になったが、タイトルとは縁がない。「やることはやったので満足している。地元の期待に応えられなくて申し訳ないが、次の試合に向かって練習したい」。勝利より内容に納得できるかどうかが自身の哲学。信念を曲げずに2カ月後の平昌五輪まで突き進む。 (原田遼)

 ▽男子 (1)ネーサン・チェン(米国)286・51点(ショートプログラム103・32、フリー183・19)(2)宇野昌磨(トヨタ自動車)286・01点(101・51、184・50)(3)コリャダ(ロシア)282・00点(99・22、182・78)

 ▽女子ショートプログラム (1)ケイトリン・オズモンド(カナダ)77・04点(2)ザギトワ(ロシア)76・27点(3)宮原知子(関大)74・61点(5)樋口新葉(東京・日本橋女学館高)73・26点

 

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