東京新聞のニュースサイトです。ナビゲーションリンクをとばして、ページの本文へ移動します。

トップ > スポーツ > 紙面から > 12月の記事一覧 > 記事

ここから本文

【スポーツ】

張本、伊藤 4強ならず 卓球・グランドファイナル

男子シングルス準々決勝で敗退した張本智和=共同

写真

 【アスタナ(カザフスタン)=共同】ワールドツアー・グランドファイナル第3日は16日、アスタナで行われ、シングルス準々決勝で、男子は世界ランキング17位の14歳、張本智和(エリートアカデミー)が、同3位で今年のワールドツアー4勝のドミトリー・オフチャロフ(ドイツ)にフルゲームで屈し、4強入りを逃した。女子は世界9位の伊藤美誠(スターツ)が同10位の陳幸同(中国)に1−4で敗れた。

 張本は粘り強いプレーで2、4、6ゲーム目を取ったが、第7ゲームで競り負けた。伊藤は速攻が決まった第2ゲームは奪ったが、以降は得意の展開を封じられた。

◆惜敗張本「勝てた試合」

 善戦をたたえる声援も、張本にはむなしく聞こえるばかりだった。今季ワールドツアーで最多4勝のオフチャロフを土俵際まで追い詰めても、充実感とは無縁。「勝てる試合だった。悔しい」と言葉を絞り出した。

 奪ったのは2、4、6ゲーム。試合を通じても各ゲームの流れを見ても、ほぼ追い掛ける展開を強いられたのが最後に響いた。バックハンドでの素早い対応や、サーブからのフォアハンドの速攻は効果的に決まった一方、相手の多彩なサーブに対してレシーブで苦戦。ラリーでの決定打も一歩及ばず「凡ミスや、ラリーでのもう一踏ん張りが足りなかった」と話した。

 2月のインド・オープンで、ツアー史上最年少の決勝進出選手として戦ったのがオフチャロフだった。その時はストレート負け。10カ月後の再戦は互角に渡り合い「あの時は雲の上の存在。今回は絶対に勝たないといけないと思った。気持ちの変化が成長」と言った。

 まだ中学2年。大会中に行われた国際卓球連盟の年間表彰式で、最優秀選手のレジェンド、ボル(ドイツ)から「未来は君のものだ」と呼び掛けられた。

 名実ともに国際舞台で存在感を確立した1年は、一層の飛躍を予感させる惜敗で幕を閉じた。 (共同)

 

この記事を印刷する

東京新聞の購読はこちら 【1週間ためしよみ】 【電子版】 【電子版学割】

PR情報