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【スポーツ】

急成長 坂本2位

◇全日本フィギュア

 冒頭の2連続ジャンプがいきなり回転不足になった。瀬戸際に立たされた坂本の集中力が極限まで高まった。「最初のジャンプの後は何も覚えていない。声援も聞こえなかった」。それでも練習でたたき込んだ動きを体は忘れていなかった。

 基礎点が高い後半に集めたジャンプを次々と決める。大きな減点は冒頭だけにとどめ、フリー4位。全日本で初の表彰台となる合計2位を確保した。「オリンピックのオの字くらいしか見えない」と語っていた開幕当初は代表争いで5〜7番手だったが、シニアデビューからの急成長で平昌に大きく近づいた。

 神戸市に生まれ、4歳でスケートを始めた。愛知や大阪に比べて地元にリンクが少なく、所属クラブの練習時間は限られた。多くの生徒で時間を分け合うため、自分の曲を流して踊れるのは1日1度だけ。それも中野園子コーチの方針で一度でもジャンプやスピンでミスがあれば、次の生徒の曲に変えられる。

 練習から重圧と戦い続けたからこそ、磨かれた本能。伸び盛りの17歳ができる限りのアピールをして、吉報を待つ。 (原田遼)

 

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