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【スポーツ】

ブラックV、最強証明 有馬記念 有終GI7勝 最多タイ

有馬記念を制したキタサンブラック(左)=中山競馬場で

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 ◇第62回有馬記念(24日・中山11R2500メートル芝16頭、GI)

 引退レースに臨んだファン投票1位で1番人気のキタサンブラック(武豊騎乗)が2分33秒6で優勝し、1着賞金3億円を獲得した。今年GI4勝目で、史上最多タイで5頭目の中央GI7勝目を挙げた。

 同騎手は2006年(ディープインパクト)以来となるこのレース3度目の制覇。清水久詞調教師は初勝利。

 歌手の北島三郎さんがオーナーのキタサンブラックは、好スタートから逃げてコース内側を軽快に進み、一度も先頭を譲らず快勝した。1馬身半差の2着は8番人気のクイーンズリング、さらに鼻差の3着は11月のジャパンカップ優勝馬シュヴァルグランだった。

◆「迷わず先手」 直線突き放す

 ラストランが惜しまれるほどの強さでキタサンブラックが、競馬史に新たな1ページを加えた。2着とは1馬身半差だったが、着差以上にその強さばかりが目立った。

 好枠順にも恵まれた武豊騎手とキタサンブラック。「スタートでレースを決めようと思っていたので、迷うことなく先手を取った」と武が振り返る通り、最初から難なく先頭に立つと、リラックスして自分のリズムでの走りに集中した。

 最後のコーナーを回る時には、あまりの手応えの良さに後続を待つことなく仕掛けると差は一瞬で開く。「最後の直線は、頑張ってくれと祈るような気持ちだった」。付け入るすきを与えず、そのままゴール板を駆け抜けた。

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 清水調教師は「自信を持って送り出した。ゲートさえ普通に出れば、こういう形になるだろうなと思っていた」と胸を張る。オーナーで歌手の北島三郎さんも「3コーナーあたりから胸があつくなり、涙がでてきた。自分の子が走って3年間、多くの人に愛され、これ以上の幸せはありません」と感慨に浸った。

 シンボリルドルフやディープインパクトに並ぶ中央GI7勝目を、有終にふさわしいレースで飾った。今後は種牡馬になる予定。歴史に名を刻んだ名馬の産駒は、早ければ2021年にデビューする。 (沢田隆良)

<キタサンブラック> 5歳牡馬、父ブラックタイド、母シュガーハート。北海道日高町のヤナガワ牧場生産、馬主は大野商事。戦績は20戦12勝、有馬記念、天皇賞3勝、ジャパンカップ、菊花賞、大阪杯のGI計7勝を含む重賞10勝。獲得賞金は18億7684万3000円。

 

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