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【スポーツ】

在日朝鮮人、初の五輪へ道 空手で北朝鮮代表、可能に

朝鮮大学校の道場で、蹴りを繰り出す高智蓮=東京都小平市で

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 2020年東京五輪の追加種目として実施される空手で、世界空手連盟(WKF)が北朝鮮の加盟を承認し、在日朝鮮人選手が北朝鮮代表として五輪に出場する道が開かれた。在日本朝鮮人体育連合会によると、日本で活動する在日選手が北朝鮮代表として五輪に出場すれば、全競技を通じて初めてとなる。

 アジア大会などの国際大会では在日選手が北朝鮮代表として出場した事例がある。サッカーのワールドカップ(W杯)では10年南アフリカ大会に日本出身のJリーガー、鄭大世(チョンテセ)、安英学(アンヨンハク)が出場し、話題となった。

 朝鮮半島の格闘技はテコンドーの印象が強いが、在日コリアンの間では日本の武道である空手が盛んに行われている。女子で今年の東アジア選手権(マカオ)3位の高智蓮(コチリョン)、男子の宋尹学(ソンユンハク)(ともに朝鮮大学校)ら有望株がいるという。

 北朝鮮の朝鮮空手道連盟は02年釜山アジア大会出場を目指し、設立された。しかし、北朝鮮では空手が普及していなかったため、01年に日本で発足した在日本朝鮮人空手道協会が対外的な活動を担ってきた。

 在日協会理事長を兼任する宋修日(ソンスイル)朝鮮連盟副書記長によると、今年4月に北朝鮮の体育当局がWKFへの加盟申請を決定。10月下旬にスペインで開かれた臨時総会で加盟が認められた。

 宋氏は「申請決定までに時間はかかったが、今は本国でも(空手で)五輪を目指すと明確に打ち出している」と話した。北朝鮮にもテコンドー出身の有力選手がいるという。

 東京五輪の空手の出場選手数は、男女の組手3階級と形の計8種目80人となる見通し。出場にはWKF主催の大会でポイントを得る必要があり、宋氏は「狭き門だが、推薦枠もあり、可能性はある」と述べた。

 

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