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【スポーツ】

小平が貫禄 高木美2位 スピードスケート五輪選考会

表彰式後、インタビューで笑顔を見せる優勝した小平奈緒(中)と2位の高木美帆=エムウエーブで

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 平昌冬季五輪代表選考会第2日は28日、長野市エムウエーブで行われ、女子1000メートルで1分14秒79の2位となった高木美帆(日体大助手)が1500メートル、3000メートルに続く代表入りを確実とした。既に代表に決まっていた世界記録保持者の小平奈緒(相沢病院)が1分14秒58の国内最高記録で1位。郷亜里砂(イヨテツク)が3位となった。

 男子1000メートルは小田卓朗(開発計画研究所)が1分9秒24の国内最高記録で1位となり、山中大地(電算)が2位に入った。

 男子8人、女子10人が上限の代表は最終日の30日に正式発表される。

◆直前のアクシデント 動じず

 思わぬアクシデントに見舞われていた。女子1000メートルの前組のレース中、小平の左靴とブレードをつなぐバネが突然折れた。「本当にこんなことがあるんだと焦った」というが、世界記録保持者として、観衆には全く悟られないような圧巻の滑りを見せた。

 結城匡啓コーチに予備のバネを装着してもらい、すぐに号砲。「大丈夫かと確かめながらスタートした」と抑え気味にし、200メートルは、後半タイプの高木美と0秒18の僅差で通過した。

 ここからギアを一気に上げ、バックストレートで伸びた。600メートル通過では0秒56差の安全圏に広げ、正念場の残り1周も落ち幅を最小限にとどめた。「目標より遅い」というタイムでも国内最高の1分14秒58。ゴール後は「五輪も一緒に頑張ろう」と高木美と握手を交わした。

 11月から1カ月のワールドカップ(W杯)期間中は時差調整や疲労回復に追われ、体力強化ができなかった。今月12日に帰国後は平昌に向けて、強度の高い練習を再開しており、結城コーチは「動きが鈍い中で戦った500と1000だった」。本調子でない中でも、500メートルに続く国内最高をたたきだせる地力を見せつけた。

 トラブルへの対応も、平昌で不測な事態が起きた時のよりどころになる。「どきどきした気持ちをプラスに変えられた。良い経験になった」。前日に続き、W杯で経験が少なかったアウトコースのスタートで滑ったことも収穫に挙げる。複数の金メダルを狙う女王は宿題を一つ一つやり終えて、2月に向かっている。 (原田遼)

 

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