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【スポーツ】

高木菜、姉妹一緒に スピードスケート代表16人決定

姉妹で代表に選ばれた高木菜那(左)と高木美帆。カルガリーのW杯では世界新で女子団体追い抜きを制した=共同

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 日本スケート連盟は30日、スピードスケートの平昌冬季五輪代表として、女子は500メートルと1000メートルで金メダルが期待される小平奈緒(相沢病院)や1500メートルなど4種目に出場する高木美帆(日体大助手)ら8人、男子は4度目の五輪となる500メートル日本記録保持者の32歳、加藤条治(博慈会)ら8人を選んだ。

 今季世界記録を連発する女子団体追い抜きは高木美、姉の高木菜那(日本電産サンキョー)、佐藤綾乃(高崎健康福祉大)、菊池彩花(富士急)がメンバーとなった。

 女子は小平、高木美らが複数種目で出場権を得たため上限の10人に達しなかった。前回ソチ五輪代表は男子7、女子10だった。

 30日は長野市エムウエーブで五輪代表選考会最終日が行われ、女子5000メートルは押切美沙紀(富士急)が7分10秒68で1位、高木菜が2位だった。日本が五輪出場枠を確保していない男子1万メートルは日本記録保持者の土屋良輔(メモリード)が1位だった。

◆残り1周で逆転切符

 女子5000メートル最終組を滑る高木菜は、最終周を前にスタンドから「ラスト1周」の声を聞いた。その時点で全体3番手。「1周で決まる差だと思って目いっぱい脚を動かした」。最終周を全体トップの34秒52で巻き返し、代表入り圏内の2位に滑り込んだ。

 もともとワールドカップ(W杯)の活躍で団体追い抜きの代表入りは有力だったが、先に個人種目で代表が確定。初日に代表入りを決めていた妹の美帆と初めて一緒に日の丸を背負うことが決まった。

 高木菜は「どちらか片方しか行けなかった五輪。両親には気を使わせた」と喜びをかみしめた。

 先に脚光を浴びたのは、中学3年でバンクーバー五輪代表となった妹。「心から喜べなかった」と屈辱を猛練習の原動力にかえ、ソチ五輪代表をつかんだ。

 一方の高木美はソチ五輪シーズンの前から五輪への意欲をむき出しにする姉を見て、「そんなガツガツしなくてもいいのにと思っていた」という。だがソチ代表選考会で自身が振るわずに落選。「五輪シーズン前までの行動が強く表れるんだ」と姉のすごみを思い知らされた。

 互いの背中を見て、高め合ってきた姉妹。高木美が出る1500メートルと、2人が主力の団体追い抜きでは優勝の筆頭候補。同時出場には飽き足らず、ともに両親に向けて「五輪が終わった後に感謝を伝えたい」と強調。もちろん金に輝くメダルをお土産に添える。 (原田遼)

 

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