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【スポーツ】

貴乃花親方 理事を解任 日馬事件の処分が終結

貴乃花親方

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 日本相撲協会は四日、東京都墨田区の両国国技館で臨時評議員会を開き、巡業部長でありながら昨年の秋巡業で起きた元横綱日馬富士の暴行事件の報告を怠ったなどとして、貴乃花親方(45)=元横綱=の理事解任決議を承認した。これで事件の当事者、関係者の処分は終結し、長期化した事態は十四日初日の初場所(国技館)を前に一応の収束を迎えた。理事解任は協会で初めて。

 貴乃花親方は処分を受け、役員待遇委員に二階級降格。職務は指導普及部副部長となった。二月に予定されている理事候補選挙に立候補することは可能。出馬すれば当選して理事への復帰が有力視されるが、八角理事長(元横綱北勝海)ら執行部との溝は深刻化しており、運営の中心から外れることは確実だ。華やかな経歴の中で試練を迎えることになる。

 被害者の十両貴ノ岩の師匠でもある貴乃花親方は、協会危機管理委員会の調査に非協力的な姿勢を続けたことも処分の要因となった。理事解任決議は昨年十二月二十八日の臨時理事会で決まった。四日の評議員会には五人が出席し、池坊保子議長(元文部科学副大臣)によると、全会一致で承認した。処分を伝えられた貴乃花親方は電話で「分かりました」と答えたという。

 現役時代は史上六位の優勝二十二度の実績などから「平成の大横綱」と称された同親方は、引退後も将来の理事長候補との期待を背負ってきた。池坊議長は「厳粛に受け止め、真摯(しんし)に反省し、礼をもって行動していただきたい」と奮起を促した。

 八角理事長は協会を通じ「今後は再発防止に努め、より一層気を引き締めて内部統制を図りたい」と談話を発表した。

 

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