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【スポーツ】

森薗・伊藤組、混合ダブルス初V 卓球全日本選手権

混合ダブルスで優勝した森薗(左)、伊藤組=東京体育館で

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 全日本選手権第4日は18日、東京体育館で行われ、ジュニアの部シングルスで男子は14歳の中学2年、張本智和(エリートアカデミー)が初優勝し、水谷隼(木下グループ)の持つ男子の最年少記録に並んだ。女子は長崎美柚(エリートアカデミー)が初優勝した。

 混合ダブルスは決勝で森薗政崇(明大)伊藤美誠(スターツ)組が軽部隆介(シチズン時計)松本優希(サンリツ)組を3−0で下して初の日本一。世界選手権個人戦金メダルの吉村真晴(名古屋ダイハツ)石川佳純(全農)組は準決勝で軽部、松本組に敗れた。

 シングルスは男女4回戦から有力シード選手が登場し、女子の平野美宇(エリートアカデミー)や石川、伊藤、男子の水谷らが初戦を順当に勝ち上がった。

◆早い打点、展開優位に 全試合ストレート勝利

 ともに手を突き上げ、頂点の味をかみしめた。混合ダブルスで森薗、伊藤組が、初出場で初優勝。伊藤は「試合をしていくうちにだんだんと自分たちのプレーができて、自信がついた」と笑顔だった。

 互いの手の内を知る選手と戦った準決勝がポイントになった。昨年の世界選手権で、森薗と組んで男子ダブルス銀メダルの大島、伊藤と組んで女子ダブルス銅メダルの早田のペア。「台から距離を取って打ち合うと、僕たちはパワー負けしてしまう」と森薗。早い打点で打つことで相手に時間を与えないよう意識し、持ち味を封じる戦略で流れをつかんだ。

 勢いに乗った決勝でも2ゲームを連取。3ゲーム目も先にゲームポイントを握られながら粘った末に13−11と逆転した。終わってみれば、前回大会まで2連覇していた王者を破った4回戦を含め、決勝までの6戦すべてでストレート勝ちだった。

 混合ダブルスが東京五輪の新種目に決まってから初めて開催された全日本の舞台には、トップレベル同士が組んだペアが出場。男子日本代表の倉嶋監督は「他の選手にも刺激になったと思う」と述べた。伊藤は全日本にかける思いを強調しつつ、「今後につながる試合であれば良かったなと思う」と先を見据えた。 (磯部旭弘)

ジュニア男子で優勝し雄たけびを上げる張本智和

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◆急成長で自信 3冠も射程

 相手の返球がネットにかかると、張本は身をのけぞらせて右拳を突き上げた。小学5年だった3年前にベスト8入りして以降、届きそうで届かなかったジュニアのタイトル。「待ちに待った優勝なのでうれしい」と14歳は声を弾ませた。

 決勝の第2ゲームは1−7とリードを許した。ここからサーブの長さや回転の向きを巧みに変え、相手のリズムを崩す。コースを狙った両ハンドのドライブも決まり、このゲームを逆転で奪った。「自分の技術を出せば勝てる」。この1年の急成長で得た自信を携え、決勝を含む6試合全てストレート勝ちだった。

 昨年8月にワールドツアーの史上最年少優勝を果たすなど、実力は既にジュニアの枠を超えている。今大会は、ジュニアと一般の計4種目に掛け持ちで出場。この日5試合目となった一般のシングルス4回戦では、高い跳躍からスマッシュをたたき込むなど豊富なスタミナを見せつけた。

 ジュニア初制覇で次に見据えるのは、一般のシングルスとダブルスとの三冠。「今の勢いならきっとできる」と強気の言葉で自らを奮い立たせた。 (平井良信)

 

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