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【スポーツ】

納谷船出“横綱相撲” 祖父・大鵬の化粧まわしで出世披露

新序出世披露で祖父大鵬の現役時代の化粧まわしを締めた納谷=両国国技館で

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 「昭和の大横綱」の遺伝子を受け継ぐ大器が、貫禄の船出を果たした。元横綱大鵬の孫、納谷(17)=本名納谷幸之介、東京都出身、大嶽部屋=が初場所の前相撲で初土俵を踏み、3戦全勝。優勝32度を誇る祖父と比較される宿命を背負うが「注目してもらうのはありがたい。まずは十両に上がることが目標」と動じる様子はない。

 元関脇貴闘力を父に持ち、188センチ、166キロの重厚感ある突き、押しが持ち味。埼玉栄高では全国高校選抜大会優勝、国体の少年は個人、団体をともに制した。

 前相撲を終えた翌日の19日は、2013年に72歳で亡くなった大鵬の命日だった。祖母の家で遺影に手を合わせ、3月の春場所で番付に載ることを報告した。食事の際に背筋が丸まっていることを注意されるなど礼儀に厳しい祖父で、幼心に「あまりそばに行きたくなかった」と言うが「プロになった姿を見せたかった」と寂しげに話す。

 21日の新序出世披露では、大鵬が現役時に着けていた化粧まわしを締めて「すごいぴしっとした」。ひときわ大きな歓声を浴びても「緊張はなかった」とさらりと言ってのけた。

 師匠の大嶽親方(元十両大竜)は「努力ができる子。不安はこれっぽっちもない」と活躍に太鼓判を押す。色白の肌が大鵬を思い起こさせる新星は序ノ口デビューの春場所へ向け、「しっかり自分の相撲を取れれば負けない」と確かな自信を口にした。

 

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