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【スポーツ】

ジョーンズ氏ら4人殿堂入り 松井氏落選、候補残れず

 【ニューヨーク=共同】米国野球殿堂は24日、今年の表彰者を発表し、ブレーブスで両打ちの強打者として活躍したチッパー・ジョーンズ氏(45)やウラジーミル・ゲレロ氏(42)ジム・トーミ氏(47)トレバー・ホフマン氏(50)の4人を選出した。

 初めて候補者となった元ヤンキース外野手の松井秀喜氏(43)のほか、薬物使用が取り沙汰されたジャイアンツなどで歴代1位の通算762本塁打のバリー・ボンズ氏(53)とレッドソックスなどで通算354勝のロジャー・クレメンス氏(55)は落選した。松井氏は422票のうち4票で0・9%の得票率にとどまり、5%に届かなかったため来年の候補にも残れなかった。

 殿堂入りはメジャーで10年以上プレーし、引退から5年以上経過した名選手が対象。全米野球記者協会に10年以上在籍する会員の投票で、75%以上の得票が必要となる。5%未満の場合は翌年の候補から外れる。日本勢では野茂英雄氏が初めて米殿堂の候補入りを果たしたが、松井氏と同様、1年目の14年に得票率5%に届かなかった。

◆常に全力でプレー

<ジョーンズ氏の話> 常に全力でプレーしてきた。左右両方の打席で堅実な打撃を求めていた。本塁打の数にはこだわらなかった。多くの成績に誇りを持っている。通算で三振より四球が多いのは自分にとって良かったこと。

◆いつか選ばれると

<ゲレロ氏の話> 数多くのドミニカ共和国出身選手がいる中で、野手として最初の殿堂入りが果たせて光栄だ。昨年初めて候補者に入って、あと少しのところで届かなかった。いつか選ばれると思っていた。

<チッパー・ジョーンズ氏> 90年のドラフトで全体1位指名され、93年にデビューしてブレーブス一筋でプレーしたメジャーを代表するスイッチヒッター。99年にナ・リーグ最優秀選手に輝き、08年には首位打者を獲得。オールスター戦には8度選出。通算成績は2499試合で打率3割3厘、468本塁打、1623打点。45歳。フロリダ州出身。

<ウラジーミル・ゲレロ氏> 96年にエクスポズ(現ナショナルズ)でメジャーデビュー。エンゼルスに移籍した04年にア・リーグ最優秀選手に輝いた。オールスター戦には9度選出。30本塁打以上を8度、100打点以上は10度マーク。通算成績は2147試合で打率3割1分8厘、449本塁打、1496打点。42歳。ドミニカ共和国出身。

<ジム・トーミ氏> メジャー史上8位の612本塁打を放った左の強打者。91年にインディアンスでメジャーデビューし、4年目から11年連続で20本塁打以上を記録。フィリーズ時代の03年に47本塁打でタイトルを獲得。オールスター戦には5度選出。通算成績は2543試合で打率2割7分6厘、1699打点。47歳。イリノイ州出身。

<トレバー・ホフマン氏> メジャー史上2位の601セーブをマークした抑え投手。93年にマーリンズでメジャーデビューし、同年途中にパドレスに移籍。セーブ王に2度輝き、オールスター戦7度選出。ブルワーズ時代の10年に史上初の600セーブに到達。通算1035試合に登板し、61勝75敗、防御率2.87。50歳。カリフォルニア州出身。

◆松井氏、日本実績加味されず

 日本の野手で初めて米殿堂入りの資格を得た松井氏は票が伸びなかった。候補者として発表される直前の昨年11月には「1票でも入ったら驚き。10年(メジャーに)いた、ただそれだけ」と話したように、誰よりも実情は理解していた。

 日米合算の成績で考慮する日本の殿堂入りと異なり、大リーグ以外の実績は加味されない。投票権を持つ記者のほとんどは海外リーグに精通せず、メジャーと同水準で見る人も少ない。

 松井氏はデビューが28歳と遅く、長いキャリアは望めなかった。成績が通算500本塁打など殿堂入りの判断基準や、他候補の実績と比べて劣るのは仕方ないだろう。

 一方で長距離打者の先駆けとして海を渡り、日本選手最多の175本塁打をマークした。10年以上プレーした野手は他にイチロー外野手(マーリンズからフリーエージェント)しかいない。

 メディアやファンの目が厳しいヤンキースで中軸を任され、2009年のワールドシリーズでは大活躍して強烈な輝きを放った。記録よりも記憶に残る選手として名声が消えることはない。 (共同)

 

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