東京新聞のニュースサイトです。ナビゲーションリンクをとばして、ページの本文へ移動します。

トップ > スポーツ > 紙面から > 1月の記事一覧 > 記事

ここから本文

【スポーツ】

松田初挑戦 パワフルV 大阪国際女子マラソン

マラソン初挑戦で優勝し、ガッツポーズしながらゴールする松田瑞生=ヤンマースタジアム長居で

写真

 2020年東京五輪マラソン代表選考会「グランドチャンピオンシップ(GC)」の出場権が懸かる大阪国際女子マラソンは28日、大阪市のヤンマースタジアム長居発着で行われ、22歳でマラソン初挑戦の松田瑞生(みずき=ダイハツ)が2時間22分44秒で初優勝し、GC出場権を獲得した。

 松田は31キロ手前で前田穂南(天満屋)をとらえてトップに立ち、2位に1分以上の差をつけてゴールした。

 昨夏の北海道マラソンを制してGC出場権を持つ前田が2位、安藤友香(スズキ浜松AC)も2時間28分を切るタイムで3位に入ってGC出場の条件を満たした。 (スタート時曇り、気温5・0度、湿度49%、北西の風1・2メートル)

◆五輪へ名乗り「超楽しかった」

 大きく腕を振る力強い走りは、最後まで衰えなかった。初マラソンに挑んだ松田は2時間22分台の好タイムで、走り慣れた地元の大阪を駆け抜けた。2020年東京五輪に名乗りを上げた22歳の新星は「応援が大きかったので、もってこいでした。超楽しかった」と破顔一笑した。

 25キロ地点で前田が飛び出したが「徐々に追いかけよう」と無理にはペースを上げなかった。狙い通りに31キロ手前でかわすと、上り坂を利用して一気に前へ。30〜35キロの5キロを16分19秒にギアチェンジするなど、中間点からゴールまでは前半より1分14秒速いタイムでカバーした。

 鍛え上げた腹筋など体幹の強さを生かしたパワフルな走りに加え、昨夏の世界選手権女子1万メートルに出場したスピードもある。日本陸連の瀬古利彦マラソン強化戦略プロジェクトリーダーは「(アテネ五輪女子マラソン金メダリストの)野口みずきさんと似ている。ああいう走りは大好き」と賛辞を惜しまなかった。

 天真らんまんな性格も相まって、低迷が続くマラソン界を盛り上げる存在になりそうだ。松田は「まだまだ。今の実力では世界と戦えない」と冷静に自己分析する。夢舞台をつかむまで、満足することなく走り続ける。

 

この記事を印刷する

東京新聞の購読はこちら 【1週間ためしよみ】 【電子版】 【電子版学割】

PR情報