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【スポーツ】

貴乃花親方わずか2票 求心力低下、支持広がらず 相撲協会理事候補選

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 焦点だった貴乃花親方はわずか2票にとどまった。自身の1票に、親戚関係にある陣幕親方(元幕内富士乃真)の票が加わっただけと見られる。当選するためには必要だった一門外からの票が、事実上まったく入らなかった。

 一門と協力関係にある親方を合わせた票のうち、自身以外の票は当初から、同じ一門から立候補した阿武松親方に分配する予定だった。期待していたのは一門外からの支援。前回の選挙までは、貴乃花親方は他の一門からも票を集めていた。現役時代の人気への期待や、八角理事長を中心とする現執行部に不満を持つ勢力の受け皿となってきた。

 落選の覚悟もあったようだが、今回も同様の支持を頼みに阿武松親方と2人の立候補に踏み切った。しかし、結果はひとり相撲に終始した形だ。

 元横綱日馬富士の暴行問題では、協会の調査への協力を徹底して拒んだ。不祥事続きで注目を集める中で、自分の主張にこだわるだけとも受け止められた。不可解な姿勢には、協会内でも反発の声が強かった。

 阿武松親方も当選したとはいえ8票。一部の貴乃花一門の票が、他の理事へと流れた。貴乃花親方の求心力の低下が見て取れる。今回の落選で、今後の職務も協会運営の中枢からは遠ざかるだろう。協会の未来を担う存在として若いころから期待されてきたが、出直しとなりそうだ。 (海老名徳馬)

 

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