東京新聞のニュースサイトです。ナビゲーションリンクをとばして、ページの本文へ移動します。

トップ > スポーツ > 紙面から > 2月の記事一覧 > 記事

ここから本文

【スポーツ】

東京マラソン 井上も前向く6分台 終盤に抜かれ「悔しい」

5位でゴールする井上大仁=東京都千代田区で

写真

 ハイレベルで競り合ったが、日本人トップ争いに負けた。井上はゴール直前、設楽悠が日本新記録を樹立したアナウンスを聞く。「悔しい。あまり思い出したくないぐらい」。落胆の色は大きいにもかかわらず、たたき出したタイムは日本歴代4位となる2時間6分54秒。地力の高さを改めて証明した。

 高速ペースについていくと公言していた通り、序盤から海外勢とともにレースを引っ張った。最初の5キロを14分48秒で入り、10キロも29分38秒と軽快に先頭集団で走る。30キロすぎまで余裕を持ち、設楽悠にも先行した。「勝ったな」と頭をよぎった。

 だが、終盤の逆転劇で設楽悠を抜き、日本人トップでゴールした昨年とは真逆の展開が待っていた。集団がばらけて1人になると、体が苦しくなる。勢いを取り戻した設楽悠の気配を感じ「一気に焦りが出て硬くなった」と井上。38キロ付近で置き去りにされ、リズムを失った。

 昨年の東京マラソンでは2時間8分台をマーク。世界選手権にも出場したが、26位と惨敗した。世界と戦うためには食らい付く必要がある。「自分のペースでは意味がない」とレースで時計を身に着けることをやめ、より勝負に徹する意識を高めた。

 好記録にも「これがすごいことではなく、当たり前にできるようにしたい」。日本マラソン界を担いつつある25歳。結果で見返し、次は主役になる。 (磯部旭弘)

 

この記事を印刷する

東京新聞の購読はこちら 【1週間ためしよみ】 【電子版】 【電子版学割】

PR情報