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【スポーツ】

指導3度、両者反則負け 柔道100キロ超級決勝、原沢VS王子谷

◇GS独大会

 【デュッセルドルフ(ドイツ)=共同】グランドスラム・デュッセルドルフ大会最終日は25日、当地で男女計5階級が行われ、男子100キロ超級は2016年リオデジャネイロ五輪銀メダルの原沢久喜(日本中央競馬会)と王子谷剛志(旭化成)が決勝で対戦したが、両者が指導3度の反則負けとなり、ともに準優勝となった。

 リオ五輪男子90キロ級金メダルのベイカー茉秋(ましゅう)(日本中央競馬会)は準優勝だった。ベイカーは昨年4月の右肩手術からの復帰戦となり、五輪後で初の国際大会出場。小林悠輔(旭化成)は3回戦で敗れた。リオ五輪100キロ級銅メダルの羽賀龍之介(旭化成)は1回戦で敗れた。

 女子は昨夏の世界選手権78キロ超級2位の朝比奈沙羅(東海大)が優勝。78キロ級の佐藤瑠香(るいか)(コマツ)も決勝で昨年の世界選手権女王のマイラ・アギアル(ブラジル)を破り優勝した。

◆新ルールに戸惑い

 決勝は異例の幕切れとなった。大会最後を飾る男子100キロ超級は原沢と王子谷の日本勢対決。慎重な組み手争いが続いて審判員は両者へ立て続けに指導三つを与えた。国際柔道連盟(IJF)が導入した新ルールに従い、反則負けとなってともに準優勝。中央が空の表彰台に原沢とともに立った王子谷は「整理できていない。もやもやしている」と納得できない表情を見せた。

 IJFは「両柔道家は闘う意図がなかった。最近、改定したルールにより、今回のような形で両者を処分できる」と説明した。王子谷は「両者反則負けになる前に、審判から何らかのアクションがあると聞いていた。実際にはなかった」と戸惑いをのぞかせる。大会中には一部選手から「審判員によって指導が出るタイミングが違う」と困惑する声も出ており、混乱を象徴するような決勝となった。

 全日本柔道連盟の金野強化委員長は「ルールが変わった以上は対応していくしかない」としつつ「一柔道ファンとして、このルールを進めていくことに関しては危機感を覚える」とも話した。 (共同)

 

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