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【スポーツ】

河端、ケイリン銀 日本勢25年ぶり表彰台

男子ケイリン決勝ゴール前で競り合う河端朋之(左)=アペルドールンで(共同)

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◇自転車世界選手権

 【アペルドールン(オランダ)=共同】トラック種目の世界選手権第2日は1日、当地で行われ、男子ケイリンで河端朋之(日本競輪選手会)が銀メダルを獲得した。日本自転車競技連盟によると、男子ケイリンでの日本勢の表彰台は1993年に銅メダルを獲得した吉岡稔真以来で25年ぶり。6選手による決勝は最終周回で後方から順位を上げ、最後の直線で2位に入った。

 河端は各組1着が準決勝に進める1回戦は4組2着。敗者復活戦で4組1位となって準決勝へ勝ち上がると、2組3位で決勝に進出した。

 今季のワールドカップ(W杯)第4戦優勝の脇本雄太(日本競輪選手会)は準決勝1組で5位にとどまり、7〜12位決定戦で9位となった。新田祐大(同)は1回戦と敗者復活戦で敗れた。

 女子スプリントの小林優香(同)と前田佳代乃(京都府連盟)はともに1回戦で敗退。フライングスタートの200メートルタイムトライアルで争う予選は小林が22位、前田が28位で通過していた。

◆残り半周 一気に加速

 最後のカーブを抜けると、河端はさらに加速した。トップには及ばなかったが、男子ケイリンの日本勢では25年ぶりの表彰台となる2位。ヘルメットを脱ぐと、人なつっこい笑みを浮かべた。

 「器用な選手ではない。できることをやる」。それだけに集中した。できることとは「どこかで一発、自分のタイミングで踏み込む」。ペーサーが外れた残り3周から他の選手が前方で競り合う中、力を温存。最終周回に入った時も後方だったが、残り半周付近で一気にギアを上げた。

 過去には「そんなに長い距離を踏める選手ではないのに無理して先行するレースをしたりしていた」という。考え方を変えたのは一昨年10月に就任したブノワ・ベトゥ短距離ヘッドコーチで、河端の特長を引き出して自分の走りに集中させた。

 2月のアジア選手権で優勝して手応えをつかみ、世界の大舞台でも持ち味を発揮。レース途中で仕掛ける力の不足を感じながらも「メダルを取れたのは一つの自信になる」とうなずく。同コーチも「最後が速いのは分かっていた。力通りの走りだった」と目を細めた。 (共同)

 

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