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【スポーツ】

不調脱し 夢の五輪へ トヨタ宮脇、GC出場権

東京マラソンで日本人4位の8位でゴールする宮脇千博=2月25日

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 長いスランプを脱した。先月末の東京マラソンで宮脇千博(ちひろ)(トヨタ自動車)が2時間8分45秒で日本人4位に食い込み、2020年東京五輪の代表選考会「グランドチャンピオンシップ」(GC)の出場権を獲得。脚の力が抜ける原因不明の不調を乗り越え、夢への第一関門を突破した。

 4度目のマラソンだった東京は、2時間6分11秒の日本記録を打ち立てた設楽悠太(ホンダ)や井上大仁(ひろと)(MHPS)を追わず、自身のペースを守った。2人との力差は「タイム以上に大きい」と認識。「その差を埋めていきたい」とさらなる飛躍を期す。

 岐阜・中京高から10年にトヨタ入り。無名の高校時代から一転、12年にハーフマラソンで当時日本歴代3位の1時間0分53秒をマークした。同年はトラック種目でのロンドン五輪代表にあと一歩まで迫ったが、14年ごろから「右脚の力が抜け、思うように動かせなくなった」という。病院でも原因は分からず、走りが崩れてけがにもつながった。

 回復の兆しが見えたのは、東京五輪開幕まで4年を切った16年シーズンの終盤。「今から休んでも(五輪に)間に合わない。もう治すのはやめよう」と割り切ると、症状が徐々に改善した。17年秋のシカゴマラソンでは35キロまで先頭集団で走る粘りを見せた。

 GCは来年9月以降に行われる。設楽、井上、大迫傑(すぐる)(ナイキ・オレゴンプロジェクト)ら実力者が立ちはだかるが、「有力選手にも勝つチャンスがあるのがマラソン。気持ちで引く必要はない」と五輪への強い思いを口にした。 (佐藤航)

 

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