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【スポーツ】

高木美、総合首位発進 スピードスケート世界選手権

4分19秒78で2位だった高木美帆の女子3000メートルの滑走=アムステルダムで(共同)

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 【アムステルダム=共同】世界選手権は9日、当地の屋外特設リンクで開幕して女子の前半2種目が行われ、昨年総合3位の高木美帆(日体大助手)が82・306点で総合首位に立った。500メートルで39秒01の1位、3000メートルは4分19秒78の2位だった。

 前回を含め過去6度優勝のイレイン・ブスト(オランダ)が500メートルで9位、3000メートルで1位となって総合2位。菊池彩花(富士急)は総合4位につけた。

 大会は短距離から長距離の4種目のタイムを点数化して合計得点で争う。10日は女子の残り2種目と、男子の前半2種目が実施される。

◆雨中攻めて好走 3000メートル

 夜空から絶え間なく雨が降る悪条件。女子3000メートルで高木美は、2組前に闘志むき出しで滑ったブストを見て燃えた。「行かなきゃ駄目だ」。無難なラップタイムを維持するプランを捨てて果敢に攻め、分の悪い種目で相手との差を最小限にとどめた。500メートルの貯金も生かし、大差の首位発進。「頑張りました」と爽快に笑った。

 最初の500メートルは唯一40秒を切る断トツの記録。3000メートルは1周33〜34秒の安定したペースで滑り抜く予定だった。しかし、氷の状態が悪く、どの選手も後半に大きく失速。さらにブストが序盤に31秒台で入る「熱いレース」(高木美)で大観衆を沸かせた。日本のエースは「どうせ後半落ちるなら」と腹をくくって32秒台前半で突っ込み、その後も懸命に滑走。最後はブストから4秒近く遅れたが、冷静かつ勇気ある戦術変更だった。

 昨年も初日は高木美が首位でブストが2位。ただ、0・202点だった差を今回は1・137点に広げた。互角の1500メートルで同タイムなら、最終種目の5000メートルに11秒以上の貯金を残せる計算だ。2日目に逆転を許した昨年、5000メートルは9秒28差で屈しており、勝負は紙一重。「どうなるか分からないけど、去年より(差は)開いていますね」とにやり。1500メートルはブストとの同走が決定。日本勢初の総合優勝へ、舞台は整った。 (共同)

 

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