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【スポーツ】

渡部暁5位、総合Vへ前進 スキーW杯複合第18戦

後半距離で力走する渡部暁斗=トロンヘイムで(共同)

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 【トロンヘイム(ノルウェー)=共同】ノルディックのワールドカップ(W杯)複合は14日、当地で個人第18戦が行われ、平昌(ピョンチャン)冬季五輪個人ノーマルヒル銀メダルの渡部暁斗(北野建設)は5位だった。トップを走る個人総合得点では2位ヤン・シュミット(ノルウェー)との差を178とし、初制覇に前進した。

 渡部暁は前半飛躍(ヒルサイズ=HS140メートル)で5位につけ、首位と36秒差で出た後半距離(10キロ)は中盤から先頭でレースを引っ張ったが、終盤にかわされた。ファビアン・リースレ(ドイツ)が今季2勝目、通算7勝目を挙げた。山元豪(ダイチ)は2戦続けて10位となった。

 永井秀昭(岐阜日野自動車)は24位、渡部善斗(北野建設)は25位、渡部剛弘(ガリウム)は34位で、加藤大平(サッポロノルディックク)は後半距離を棄権した。

◆「次への糧」暗さなく

 3試合ぶりに表彰台を逃しても、渡部暁の表情に暗さはない。首位と36秒差で出た距離は序盤から積極的に飛ばして4キロ付近でトップに立ち、終盤まで先頭を引っ張った。駆け引きはせず、身上の真っ向勝負で5位。何より「(個人総合2位の)シュミットより先にゴールできたのは収穫」と、総合初制覇にまた一歩近づいたことに価値を見いだした。

 「もうちょっとジャンプで離せれば逃げ切れたかな」と振り返ったように、好調な飛躍で5位にとどまったのが響いた。コーチの判断でスタート位置を下げたものの、加点を得られるヒルサイズの95%(133メートル)に届かず131・5メートル。ただ、風に恵まれなかったから諦めもつく。予選は137メートルを飛んでトップだったこともあり「ジャンプの内容はいいし、走りも良くなってきている」と前向きだ。

 個人戦は残り4試合。「勝てないレースが続くとやる気が出てくる。悔しい気持ちがあると次への糧になる。もう2、3勝してシーズンを終わりたい」と高らかに宣言した。エースの闘志にまた火が付いた。 (共同)

 

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