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【スポーツ】

W杯ロシア大会にビデオ判定 得点、PKなど

 【ボゴタ=共同】国際サッカー連盟(FIFA)は16日、当地で理事会を開き、6月14日に開幕するワールドカップ(W杯)ロシア大会で「ビデオ・アシスタント・レフェリー(VAR)」と呼ばれるビデオ判定をW杯史上初めて導入することを決めた。試合結果を左右する重大な誤審の防止が目的。

 VARの対象は「得点」「PK」「一発退場」「(退場、警告などの)人定」の4項目。FIFAのインファンティノ会長は「主審の判定を手助けできる。より公平で透明なスポーツになる。とても重要で歴史的な決定だ」と意義を強調した。

 FIFAはW杯のプレ大会として昨年ロシアで行われたコンフェデレーションズカップなどで試験的にVARを導入し、検討を進めていた。

 W杯ロシア大会では、通常3人までの交代枠について、延長に入った場合に4人目を認めることも決まった。

 2014年の前回W杯ブラジル大会では、得点かどうかの判定を補助する先進技術のゴールライン・テクノロジー(GLT)が用いられていた。

◆「神の手」誤審なくす FIFA会長「99%正しく」

 W杯の有名な得点に、アルゼンチンの英雄ディエゴ・マラドーナによる「神の手」ゴールがある。1986年大会準々決勝のイングランド戦で、ヘディングに見せかけて手で奪ったゴールだ。VAR導入は、このような明らかな誤審をなくす策定となる。

 サッカーは映像などの先進技術を判定に持ち込むことに慎重だったが、前回W杯で得点の判定を補助する技術を初採用。今大会は映像による判定の対象をPKや一発退場などにも拡大する。

 W杯は地球を熱狂に包む一大スポーツイベントだ。FIFAのインファンティノ会長は「(テレビ観戦する)お茶の間の人々は主審が大きなミスをしたかどうか分かる。2018年にもなって(誤審が)分からないのは当の主審だけなどあり得ない」と必然性を説く。

 ただ、PKかどうか、一発退場に相当するかどうかというシーンは映像で見返しても際どい判定となる場合もある。同会長は「100%は無理だが、99%は正しい判定になる」と説明。VARを導入しても、全ての判定に議論の余地がなくなるというわけではない。 (共同)

 

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