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【スポーツ】

主将一発 チーム目覚め 日大三、7年ぶり甲子園1勝

由利工−日大三 4回日大三無死、左越えに先制本塁打を放つ日置=甲子園で

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 日大三が快勝。四回に日置のソロ本塁打などで2点を先制。六回以降も小刻みに加点して、突き放した。中村−井上の継投で得点を許さなかった。四回から登板した井上は球威のある速球を武器に、6回を2安打に抑え込んだ。

 由利工は佐藤亜が粘り強く投げていたが、中盤以降の制球がやや甘くなった。序盤の好機を逃したのも痛かった。

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 主将の一振りが重苦しい空気を吹き飛ばし、チームに7年ぶりとなる甲子園勝利をもたらした。今大会第1号の本塁打を含む3安打2打点をマークした日大三の日置。自らのバットでチームを引っ張り、初戦突破に導いた。

 序盤、昨秋のチーム打率3割9分を誇る強力打線が、相手のエース佐藤亜を捉え切れず、投手陣も四回まで毎回得点圏に走者を背負う苦しい展開。「これはまずいな」。ベンチに焦りが漂い始めた四回、「何が何でも出塁する」と先頭で打席に入った。直球に的を絞っていたが、高めに浮いた変化球を見逃さなかった。「完璧な感触」と振り返った一打は快音を残したまま、左翼席に吸い込まれた。

 チームを勢いづける先制ソロ。「あれが大きかった」と四回から2番手でマウンドに上がった右腕の井上を勇気づけ、140キロ台の速球で押す強気の投球を引き出した。打線も刺激し、終わってみれば三回から毎回の12安打。自らも五回に左前打、七回には中前適時打を放ち波に乗った。

 昨年の選抜大会にも出場したが、4打席無安打でチームも敗退。「バットを当てにいっていた」と反省し、大会後は「芯で捉えて振り抜く」ことを意識し続けた。1年ぶりに戻ってきた大舞台で早速実を結んだ。

 2012年以降、春夏合わせて3度連続で初戦敗退。その「鬼門」を頼れる主将の活躍で乗り越えた日大三。「これからもどんどん勝ち続けたい」。自信を深めたチームの勢いは増しそうだ。 (唐沢裕亮)

 

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