東京新聞のニュースサイトです。ナビゲーションリンクをとばして、ページの本文へ移動します。

トップ > スポーツ > 紙面から > 3月の記事一覧 > 記事

ここから本文

【スポーツ】

高梨、ついに金字塔 W杯54勝 14戦連続勝利なし 苦しみ越えて

ノルディックスキーのW杯ジャンプ女子で優勝し、伊藤有希選手(左から2人目)らに祝福される高梨沙羅選手(同3人目)。男女を通じて歴代単独最多の通算54勝に到達した=24日、オーベルストドルフで(共同)

写真

 ドイツのオーベルストドルフで二十四日に行われたノルディックスキー・ジャンプ女子のワールドカップ(W杯)個人第十四戦で今季初優勝し、W杯通算勝利数で歴代最多となる五十四勝とした高梨沙羅選手(21)。海外勢の急成長の前に昨季から十四試合連続でW杯の勝利を逃してきた分、喜びの表情がにじんだ。 (上條憲也)

 先月の平昌冬季五輪は、並み居る海外勢に苦戦しながらも銅メダルをつかみ、涙を浮かべていた高梨選手。その喜びが浮上のきっかけとなったようで、ついに記録にたどり着いた。

 W杯個人総合では昨季までの連覇を含む最多四度の優勝を誇る「女王」。だが今季は、身長一五二センチの高梨選手より二〇センチも高いルンビ選手(ノルウェー)や、同じく五センチ高いアルトハウス選手(ドイツ)が開幕から表彰台の上位を独占。悲願の金メダルを目指した平昌五輪も、金銀はこの二人に譲る形となってしまった。

 「女子ジャンプのレベルがどんどん上がっている」と口にしながら、男子と比べて歴史の浅いジャンプ女子の競技者としてライバルの活躍すら「感動する」と刺激に、自らも高いレベルを追求してきた。

 記録へのこだわりも見せなかった。男子のシュリーレンツァウアー選手(オーストリア)のW杯通算五十三勝に並んだ昨季も「自信になるが、土俵が違う」。心に抱くのは「見ている方々に良かったと思ってもらえるジャンプができるか」の思いだという。

 今季は個人総合優勝を逃しているが、再びつかんだ勝利を機に「女王復活」となるか。

 

この記事を印刷する

東京新聞の購読はこちら 【1週間ためしよみ】 【電子版】 【電子版学割】

PR情報