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【スポーツ】

大阪桐蔭 余韻なき大勝 五回以降攻撃淡泊に 連覇へ引き締め

伊万里−大阪桐蔭 2回大阪桐蔭1死三塁、左前に適時打を放つ中川=甲子園球場で

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 大阪桐蔭は20安打で14点を挙げ、大勝した。一回に根尾の適時三塁打など6長短打を集めて5点を先制。二回以降も鋭い振りで得点を重ねた。先発の柿木は直球が走り、6回を2安打無失点。

 伊万里は終盤に粘りを見せた。八回は末吉の適時打で1点を返すと、九回には犬塚、代打前川が連続長打を放ち、1点を挙げた。

      ◇

 収穫よりも先に反省が口をついた。20安打14得点で初戦を突破した大阪桐蔭。盤石の試合運びで大勝したが、史上3校目の春連覇に挑む選手たちは余韻に浸ることはなかった。

 「小さな隙があった」。試合を振り返った主将の中川は表情を引き締めた。気になったのは、四回までに12点を奪い大勢が決した後の攻撃だ。五回、先頭打者が二塁打で好機をつくりながら自身も含め、後続3人が打ち取られた。13点差がついた八回も打線が簡単に3者凡退で攻撃を終えてしまった。

 打者が簡単に飛球を打ったり、守備時に選手間の声掛けが不十分だったり。「失策が付かないミス」(中川)の積み重ねが致命傷を招きかねないことを主将は知っている。三塁打を含む2安打3打点の根尾も「これからは簡単に点は取れない。1点が大事になる。打線はもっとつなぐ意識を」と求めた。

 とはいえ、相手外野守備の深さを突いて単打を二塁打にした積極的な走塁や、無失策で試合を終えるあたりはさすが。守りでは先発のエース柿木の後の七、八回を横川、九回は公式戦初登板となる左腕森本に甲子園のマウンドを経験させるなど余裕も見せた。

 それでも西谷監督は「2失点をしっかり反省したい」と手綱を緩めない。根尾、藤原らプロ注目の選手をそろえる王者が「勝ってかぶとの緒を締める」。頂点に向けて視界は良好だ。(唐沢裕亮) 

 

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