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【スポーツ】

東海大相模 エース斎藤、投打キラリ 昨秋に右手骨折、乗り越えて

聖光学院−東海大相模 投打で活躍した東海大相模・斎藤=甲子園球場で

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 東海大相模が投打に圧倒した。1点を先制された直後の一回、斎藤の3ランなどで6点を挙げて逆転。二回にも3点を加えて主導権を握り、12安打で12点を奪った。先発の斎藤は尻上がりに調子を上げた。直球の切れ、変化球とのコンビネーションがよくなり、九回途中まで3安打3失点だった。

 聖光学院は先発の高坂が乱調だった。

     ◇

 あこがれの大舞台で進化した姿を見せた。東海大相模の右腕斎藤が甲子園のマウンドや自らのバットにぶつけたのは、けがで投げられなかった悔しさ。背番号「1」が投打で存在感を発揮し、春7年ぶりの勝利に導いた。

 半年ぶりの公式戦登板が甲子園の初戦。「緊張して力が入った」。初回、先頭打者への四球をきっかけに先制を許した。その裏、逆転して迎えた初打席。食らい付く意識で打席に立ち、内角のスライダーに体をうまく反応させて右翼ポール際に運んだ。

 「打てるとは思っていなかった」と振り返る一打は公式戦初の本塁打。打った本人も予期せぬ3ランとなって「気持ちが落ち着いた」。二回以降は力みの抜けた投球を取り戻して、交代する九回2死まで相手打線を3安打に抑えた。

 昨秋の公式戦は39回2/3を投げて無失点と好投した。しかし秋季神奈川県大会の決勝で右手に死球を受けて骨折。関東大会は登板できず、不安を打ち消すように走り込みなどで下半身や体幹を鍛え直した。

 この日、相手から奪った26アウトのうち飛球は16。女房役の佐藤は「直球の回転力が上がり、質が良くなったので飛球アウトが多かった」と斎藤の成長を認める。

 「けがを経て進化したと思う」。前回出場した2011年以来の全国制覇に向け、逆境を成長の糧としたエースが自信をにじませた。 (唐沢裕亮)

 

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