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【スポーツ】

貴乃花親方、2階級降格 欠勤・暴行問題 最下位「年寄」に

東京・両国国技館を出る貴乃花親方と貴公俊=29日午後

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 日本相撲協会は29日、東京都墨田区の両国国技館で理事会を開き、協会に反発する言動を続けてきた貴乃花親方(元横綱)を「委員」から親方の階級として最も下の「年寄」へ2階級降格させる懲戒処分を決めた。理事を1月4日に解任され、3カ月足らずで5階級も降格した。

 協会によると、貴乃花親方は春場所初日から8日目まで無断で欠勤を続けた。8日目には弟子の十両貴公俊(たかよしとし)が支度部屋で付け人に暴行する事案も起きた。場所前半の欠勤と弟子の監督責任を問われて処分された。

 昨年の元横綱日馬富士の暴行問題では巡業部長でありながら協会への報告を怠ったため、今年1月に理事を解任され、役員待遇委員への2階級の降格となった。2月の理事候補選挙で落選し、慣例に従ってさらに1階級下の委員となっていた。

 貴公俊には1場所の出場停止処分が科された。峰崎部屋の三段目力士も、昨年9月から今年1月にかけて弟弟子を4度にわたり素手で殴るなどしたとして、1場所の出場停止処分となった。

 暴力問題の再発防止に取り組む中での事案で、鏡山危機管理部長(元関脇多賀竜)は「協会としては一丸となって再発防止に力を入れなければならない状況のため、過去の前例よりも重い処分とした」と説明した。

 峰崎親方(元幕内三杉磯)は弟子の監督責任を問われ、10%の減給2カ月の懲戒処分に。道交法違反(無免許運転)の罪で略式起訴された元幕内大砂嵐の師匠だった大嶽親方(元十両大竜)は、問題発覚当時、協会員ではない評議員だったため処罰の対象とならないが、本人の申し出で報酬10%を2カ月間返上する。

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◆貴乃花親方「ゼロからスタートしてまいります」

 2階級降格の処分を受けた貴乃花親方は「真摯(しんし)に処分を受け止め、鍛錬に励むことを貴公俊と2人で話しております。今後は与えられた職責を果たしながら、弟子の育成と大相撲の発展のためにゼロからスタートしてまいります」とするコメントを発表した。

■処分と自主返上の一覧

貴乃花親方(元横綱)   降格処分 年寄へ2階級

十両貴公俊(貴乃花部屋) 出場停止処分 1場所

峰崎親方(元幕内三杉磯) 10%減給処分 2カ月

三段目力士(峰崎部屋)  出場停止処分 1場所

大嶽親方(元十両大竜)  10%報酬返上 2カ月

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