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【スポーツ】

大阪桐蔭が春連覇 史上3校目 七回勝負のエンドラン

2年連続3度目の優勝を果たし、喜ぶ大阪桐蔭ナイン。左端は歓喜の輪に遅れて加わる根尾=甲子園で

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 第90回選抜高校野球大会最終日は4日、甲子園球場で決勝が行われ、大阪桐蔭が智弁和歌山に5−2で勝ち、2年連続3度目の優勝を果たした。2連覇はPL学園(大阪)以来、36年ぶり史上3校目。智弁和歌山は24年ぶりの優勝はならなかった。

 大阪桐蔭は2点を追う四回に追い付き、2−2の七回に宮崎の適時打で勝ち越した。八回に藤原の二塁打、根尾の適時打で2点を加えてリードを広げた。根尾は6安打2失点で完投した。今季から採用されたタイブレーク制度は大会を通じて適用されなかった。

 大阪桐蔭は春夏合わせて甲子園決勝に7度目の出場となり、7戦全勝とした。

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 点を取られたらすぐに追いつく。七回に勝ち越すと、八回にダメ押し。大阪桐蔭が終盤に地力を発揮した。選手たちは「ずっと七回からの粘りを意識しながら練習してきた」と誇らしげだった。

 同点の七回1死で二塁走者の小泉がスタート。打者宮崎は高めに浮いたチェンジアップを左前に運び、初めてリードを奪った。西谷監督が勝負手に選択したのはヒットエンドラン。宮崎は12打席ぶりの安打に「相手投手の球種は頭の中にあった」と読み勝ちを強調した。

 昨夏は一塁手中川がベースを踏み損ない、春夏連覇の夢を断たれた。昨秋の明治神宮大会も淡泊な試合運びで頂点に立てなかった。根尾、藤原と超高校級の選手を擁しながら勝てない。西谷監督は「君たちは決してチャンピオンではない」と鼓舞してきた。

 選手たちは主将となった中川を中心に2月からノートを回覧し、意見を率直にぶつけ合った。昨年の敗戦から学んだ「一つ一つのプレーの大切さ。終盤の粘りが必要」を確認。前評判どおりに優勝旗を手にした。

 西谷監督はまだ「今日は七回に仕掛けたが、夏はあの場面でしっかり打って点を取るチームにならないと苦しい」と厳しい。その目には発展途上のチームと映っている。 (東郷賢一)

 

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