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【スポーツ】

竜、見えた必勝リレー 鈴木博が八回3者連続三振

8回に登板し、巨人打線を3者三振に仕留めた中日・鈴木博=ナゴヤドームで

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◇中日4−1巨人

 中日が開幕からの連敗を4で止めた。一回にビシエドの適時打で先制し、その後も高橋の適時三塁打などで小刻みに加点した。ガルシアは6回2安打1失点と粘り、来日初登板で白星。巨人はわずか2安打で、連勝が3で止まった。

   ◇

 今季最初のお立ち台に迎えられた新人右腕の鈴木博は、「本拠地ナゴヤドームで勝ち試合で3者三振。最高です」。マウンドではにやけないように我慢していた笑顔を振りまいた。

 初めてリードを保って迎えた試合終盤。「めちゃくちゃ緊張していた」と言いながら、周囲を見渡す余裕があった。ドアラのバック転失敗で漏れるファンのため息が耳に入り、「こっちもテンションが下がらないようにした」。登場曲に選んだ映画「メジャーリーグ」の主題歌も聞こえていた。「試合に出ていることが楽しくて」

 先頭の中井は153キロの外角直球に手が出ず、思わず判定に不服な顔を見せた。3ボールとなってから追い込まれ、空振り三振を喫した吉川尚はバットをたたきつけて悔しがった。初球の150キロにフルスイングのバットが空を切った坂本勇は最後、外角低めのカットボールを空振りし、首をひねった。1番から始まる巨人打線の前に立ちはだかり、完璧に抑えてみせた。

 力を発揮するための工夫の一つが、ブルペンでの過ごし方。投球練習の最中にもテレビ観戦している先輩たちに視線を送り、それに気付いた先輩の反応を楽しむ。緊張感を漂わせないために身に付けたすべ。近藤投手コーチをして「あんな投手はほかに見たことない」と言わしめる。

 昔なら「新人類」と言われそうな鈴木博は叫んだ。「シーズンはこれから始まります」。終盤の3回を無安打でつないだ又吉、鈴木博、田島。新たな必勝リレーの号砲が鳴った。 (高橋雅人)

 

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