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【スポーツ】

小関、200平もV 決死の3冠 競泳日本選手権

男子200メートル平泳ぎ決勝で優勝した小関也朱篤。奥は渡辺一平=東京辰巳国際水泳場で

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 ジャカルタ・アジア大会(8〜9月)パンパシフィック選手権(8月・東京)などの代表選考会を兼ねた日本選手権第5日は7日、東京辰巳国際水泳場で行われ、男子200メートル平泳ぎは小関也朱篤(ミキハウス)が2分8秒45で4連覇し、2分8秒86で2位の渡辺一平(早大)とともに日本水連の基準をクリアして代表に決定した。

 200メートル背泳ぎは28歳の入江陵介(イトマン東進)が1分55秒92で制し、1分56秒72で2位に入った砂間敬太(イトマン東進)と代表に決まった。

 女子100メートル自由形準決勝では、17歳の池江璃花子(ルネサンス亀戸)が53秒46の日本新記録をマークし、全体トップで8日の決勝に進んだ。自身が2016年のアジア選手権で樹立した従来の記録を0秒22更新した。

◆渡辺との大接戦制す

 渡辺との抜きつ抜かれつの大接戦を制した。男子200メートル平泳ぎの小関は「ここで負けたら水泳を辞めてもいいぐらいの思いで泳いだ」という。後輩選手に暴力を振るって3月末まで対外試合出場を自粛していた昨年の世界選手権銀メダリストが、復活を期した舞台で公言通りに50、100メートルとの3種目制覇を果たし「3冠ができてうれしい」と声を弾ませた。

 世界記録保持者の渡辺より前半は前に出たが、150メートル通過でトップを譲った。それでもラスト25メートルの時点で隣を見て渡辺を確認し「本当に無我夢中で」腕をかき、キックを打って競り勝った。レース後はしばらくプールに浮いて天を見上げ「泣きそうになった」と感慨に浸った。

 過ちを犯して「落ちこんでいる期間はあった」という。不祥事が公になる前の今年1月上旬に、藤森コーチに不安げな表情で「僕はどうすればいいでしょうか」とこぼしたこともあった。なんとか気持ちを切り替え、五輪選考会以上の思いで支えてくれた周囲への恩返しを目指した。「自分一人の力ではまず(3冠は)できなかった」。喜びをかみしめるように言った。

◆入江、200背11度目V

 男子200メートル背泳ぎの入江は食い下がる砂間を最後の50メートルで振り切った。28歳となり、ベテランの域に入ったが、改めて健在ぶりを示し「久しぶりに200メートルをいい感覚で泳げた。タイムはまだまだだが、この感覚は大事にしたい」と笑った。

 10代から男子背泳ぎのトップに君臨し、200メートルは11度目の優勝。「高校生など、若い世代が出てきてほしい」と新鋭の台頭を求めつつも「2020年までは譲る気はない」と第一人者のプライドをのぞかせた。

 

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