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【スポーツ】

比嘉、連続KO止まる 無残TKO負け

クリストファー・ロサレス(左)に敗れ、自陣コーナーで肩を落とす比嘉大吾=横浜アリーナで

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 左のボディー、右のフックと攻め立てても、連打で押し返される。前の試合まで15戦連続KO勝利を飾ってきた比嘉が攻めきれない。「2、3ラウンドで止める予定をしてた」と具志堅用高会長。リングに上がる前から陣営が棄権を考えるほど、減量に失敗した影響は明らかだった。

 手数が落ちた8回終了後の採点では、ジャッジ2人がロサレスを支持し、1人が同点。明らかな劣勢に具志堅会長が棄権を決め、9回途中で試合を止めた。比嘉はうつろな表情で医務室へ。話ができないほど衰弱していた。

 前日計量でリミットを900グラム超過。当日計量はクリアしたものの、十分に回復できるはずもない。万全の体調を整えてきたロサレスは、比嘉のパンチの重さを「感じなかった」ときっぱり言い切った。

 日本ボクシングコミッション(JBC)からは出場停止処分が下される見込み。減量に無理のない上の階級で出直しを図るのか。具志堅会長は「まずは処分があるから」と明言しなかった。

 王座剥奪に初めての黒星。さらにリングに上がれない状況にも追い込まれそうだ。減量失敗で失ったものはあまりにも大きい。当日朝の再計量後に「ファンに申し訳ない」と口にした比嘉を、険しい道のりが待ち受けている。 (海老名徳馬)

 

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