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【スポーツ】

松坂熱投 7回123球 復活の兆し

7回2失点と力投した中日先発の松坂=ナゴヤドームで

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◇阪神2−1中日

 阪神が3連勝。二回に糸原の中犠飛で先制し、同点の四回は満塁からの遊ゴロが併殺となる間に勝ち越した。小野は6回1失点で2勝目。松坂が7回2失点と粘った中日は、打線が振るわず今季初の5連敗。

      ◇

 123球の熱投の末、2失点で2敗目を喫した。中日の松坂は唇をかむ。「チームが連敗していたので何とか止めたかった。それができなかった」。復活の兆しを感じさせたが、好投だとは「全然思わない」と言い切った。

 ベテランの聡明(そうめい)な投球術が光った。二回、死球からランエンドヒットを決められ、あっという間に無死一、三塁。糸原の中犠飛で1点を差し出したが、それ以上は許さない。大山を内角へのカットボールで注文通り、遊ゴロ併殺に仕留めた。

 四回も同様。自身の失策をきっかけに招いた無死満塁も、福留に外角変化球を引っかけさせ遊ゴロ併殺。またも窮地を最少失点で切り抜けた。

 森監督は「ああいう展開になってもゲームをつくってくれる。ある程度、経験がものをいう」とうなずいた。

 「140キロを150キロに見せる」。松坂自身が語る指針のように、今や軸となる直球の球速は望めない。自信のある変化球で芯を外し、球数を費やしてでも我慢強く勝負する。絶対に試合を壊さない覚悟が、随所でうかがえた。

 七回2死満塁。最後の力を振り絞るように上本を空振り三振に仕留めると、松坂は目いっぱいグラブをたたいた。今の自分にできること、できないことをしっかりと整理し、可能なパフォーマンスを出し尽くす。そんな右腕の姿に、十分な援護を送れなかった打線は何を思うのか。 (高橋隆太郎)

 

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