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【スポーツ】

赤ヘル一丸奪首 衣笠さんを超えるリーグ3連覇を

1回1死二塁、丸が中越えに先制二塁打を放つ=横浜スタジアムで

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 広島が連敗を3で止めて首位に浮上した。中村祐は丁寧にコースを突き、九回途中を2失点で2勝目。一回に丸の二塁打などで2点先取し、四回は会沢が一発。五回は相手ミスに乗じて突き放した。DeNAは今季初登板の今永が7失点。

 試合後、広島の緒方監督は「こういうカープらしい戦いを明日からも大先輩に見てもらいたい」と言葉を紡いだ。大先輩とはこの日、訃報が伝えられた衣笠さんのこと。かつて強打者として広島の黄金期を築いた故人に白星をささげ、首位に返り咲いた。

 「赤ヘル打線」は一回から活発だった。1死二塁、丸が中越え適時二塁打を放つ。2013年5月20日から連続試合出場を続け、「鉄人」と称された衣笠さんと同様に試合に出続けることに誇りを持つ中軸が先制点をたたき出すと、この回さらに1点。四回にも1点を加え、五回には再び打線がつながり、一挙4得点。この回限りで、今季初登板のDeNA・今永をノックアウトした。

 「5番・右翼」で今季3度目の先発出場となった鈴木が衣笠さんとの思い出を述懐する。「チーム、ファンのために試合に出ないといけないぞと言われた。その言葉は野球人生で一生消えることはない」。鈴木は五回に左犠飛。開幕戦以来の打点を挙げ「泥くさく点を取るカープの野球ができた」と胸を張った。

 チームが今季目指すのは、衣笠さんでも成し遂げられなかったリーグ3連覇。「一昨年、25年ぶりに優勝したときに心から喜んでいただいて、常勝チームを、強いカープをつくりあげてくれと言われた」と緒方監督。偉大な先人が果たせなかった目標をかなえるためにも、普段着の野球を貫いていく。 (中川耕平)

 

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