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【スポーツ】

監督解任「大変失望した」 ハリル氏会見 無念さにじませ

記者会見するハリルホジッチ氏=東京都千代田区で

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 日本代表監督を解任されたバヒド・ハリルホジッチ氏(65)が27日、東京都内の日本記者クラブで会見し、「(解任は)大変失望した。何が起きたのか分からない。監督に対するリスペクトがなかった」と、ロシアで開かれるワールドカップ(W杯)の2カ月前に職を解かれた無念さをにじませた。

 今月7日にパリで日本サッカー協会の田嶋幸三会長から「選手とのコミュニケーションや信頼関係が薄れた」などとして契約解除を言い渡されたが、「最初はジョークだと思った。誰とのコミュニケーションなのか。選手とは3年間なんの問題もなかった」と反論した。

 2戦未勝利で解任の決定打となった3月のベルギー遠征については「W杯に向けた調整だと思っていた。結果はあまり頭になかった」という。田嶋会長や当時の西野朗技術委員長を含め「誰も問題があると事前に教えてくれなかった」と説明。ハリルホジッチ氏を招聘(しょうへい)した交渉担当者らが退任して協会内で孤立を深め、田嶋会長らとの意思疎通に問題があったことを示唆した。

 ハリルホジッチ氏は2015年3月に代表監督就任。W杯アジア最終予選B組を首位で突破して日本を6大会連続の本大会出場に導いたが、その後の親善試合などでは満足な結果を残せなかった。

 日本を率いた3年間を振り返り「私の得意分野である最後の詰めをさせてもらえなかったのは残念だが、自分のやってきた仕事に誇りを持っている」と語った。

 西野新監督で臨む日本代表には「窮地に陥っていると思うが頑張ってほしい。私は永遠の日本サポーターだ」とエールを送った。解任後にハリルホジッチ氏が公の場で話すのは初めてで、330人以上の報道関係者が集まった。

◆誰との関係に問題があったのか

 ハリルホジッチ氏は1時間の予定だった会見時間を30分以上オーバーし、思いの丈を語った。

 −なぜ解任されたと思うか。

 疑問なのは、誰とのコミュニケーションに問題があったのかということ。(解任後に)たくさんの励ましのメッセージを選手からもらった。トレーナーやメディカルスタッフのものもある。

 −コミュニケーション不足を理由に解任されたことは。

 初めてだ。おまけに、この時期に。(ベルギー遠征での)ウクライナ戦で負けたとか、結果をぶつけてくれれば理解できた。日本サッカー協会は、かなりのリスクを背負ったのではないか。

 (当時の)技術委員長の西野さんとは、コミュニケーションが非常に少なかったかもしれない。トレーニングや会議では常に一緒にいた。選手起用を提案したとき意見を求めたが、あまり多くを語らない人だった。

 −W杯で日本代表を応援するか。

 私は、いろいろなことを曲げられない性格。多くの選手やスタッフとは、まだ心が通っていると信じている。これからもずっと日本は頑張ってほしい。これは心からの言葉で、リップサービスではない。

 

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