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【スポーツ】

日本女子4連勝 8強入り 世界選手権団体戦 男子も決勝Tへ

女子1次リーグオーストリア戦でプレーする伊藤美誠=ハルムスタードで(共同)

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 【ハルムスタード(スウェーデン)=共同】世界選手権団体戦第3日は1日、スウェーデンのハルムスタードで1次リーグが行われ、女子で既に決勝トーナメント進出を決めている日本はB組第4戦で伊藤美誠(スターツ)、石川佳純(全農)、平野美宇(日本生命)が出場してオーストリアを3−0で下し、4連勝で同組1位が確定した。決勝トーナメントは1回戦が免除され、準々決勝からの出場となる。

 試合は伊藤、石川、平野の3人がそれぞれストレート勝ちした。日本は今大会まだ1ゲームも失っていない。オーストリアは3勝1敗。

 男子C組の日本は第4戦で張本智和(エリートアカデミー)、水谷隼、松平健太(ともに木下グループ)が出場して台湾に3−0で勝ち、3勝1敗として決勝トーナメント進出を決めた。イングランドがシンガポールに勝利して同組1位通過を決めたため、日本は2位となり1回戦から出場する。台湾は2勝2敗。

◆1番手の伊藤が起点に

 1次リーグの1位通過を懸けたヤマ場のカードで1番手を任されたのは、これまでの3戦と同様に伊藤だった。「私的には1番が好き。いい流れをつくることができる」。オーストリアのチーム内で世界ランキング最上位となる21位のソフィア・ポルカノバに3−0でストレート勝ち。勢いをもたらす1勝を挙げた。

 スタートダッシュができれば、有利な試合運びができる。だからこそ、鍵は1ゲーム目にあった。13−12で迎えたゲームポイントで、タイムアウトを取る。サーブからの攻撃で着実に得点を重ねる一方、相手サーブからの展開では失点が目立っていたことを頭の中で整理した。

 直後のプレー。相手の構えから長めのサーブが繰り出されることを見抜いた。脚を動かし、思い切りよくフォアハンドを打ち込んで1点をつかみ取った。「考えて臨んだ。反応でしっかり打てた」と瞬時に機転を利かせ、実行できる強さを際立たせた。

 2ゲーム目以降も集中力を切らさず戦い抜く姿に「チームを盛り上げるような試合ができる。すごく良かった」と馬場美香監督もたたえた。2番手の主将の石川、3番手の平野もストレート勝ち。準々決勝にシードされる1位突破を決めたが、「さらに気を引き締めて準備をしたい」と石川は力を込めた。(ハルムスタード・磯部旭弘)

男子1次リーグ 台湾戦でプレーする松平健太=ハルムスタードで(共同)

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◆起用に応え 松平奮闘

 前日に喫した初黒星の重苦しい雰囲気を振り払い、男子も決勝トーナメント進出を決めた。「うまく立ち直れて良かった」。張本、水谷に続き、初戦のベルギー戦以来の出場となった松平が3番手で奮闘し、台湾の若手有望株に3−1で勝ち切った。

 鋭い振りからバックハンドを放ち、台から離れた位置でもダイナミックなプレーを展開した。2ゲーム目は11−13で競り負けたが引きずることはなかった。「プレッシャーもあったし、やってやろうとも思った」。この試合の意味を理解して戦っていた。

 1次リーグを1位突破するには前戦のイングランド戦が重要だったが、まさかの敗戦。選手の落ち込みも大きく、立て直しは急務だった。倉嶋洋介監督は初戦から3戦連続で起用していた丹羽を外した。ムードを変える一手に、松平が応えた。

 台湾戦では、張本が3−1で勝ち、続く水谷もストレート勝ちで寄せ付けなかった。「日本のために頑張らないといけない。そのために来ている」と水谷。気持ちを入れ替えて好循環につなげた。

 再び上り調子となるきっかけをつかんだ日本男子。「一戦一戦、一丸となって戦いたい」と松平は言い聞かせるように話した。

  (ハルムスタード・磯部旭弘)

 

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