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【スポーツ】

日本女子、「コリア」撃破 中国と決勝

女子準決勝第2試合、フォアハンドで押し切り、フルゲームの熱戦を制した石川佳純=ハルムスタードで(共同)

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 【ハルムスタード(スウェーデン)=共同】世界選手権団体戦第6日は4日、当地で行われ、女子の日本は準決勝で韓国と北朝鮮による南北合同チーム「コリア」を3−0で下し、3大会連続の決勝進出を決めた。中国とぶつかる5日の決勝では47年ぶりの優勝を目指す。男子の日本は準々決勝で韓国に1−3で敗れ、4強入りを逃した。

 第1試合は伊藤美誠(スターツ)が田志希(チョン・ジヒ=韓国)を3−0で、続く石川佳純(全農)がキム・ソンイ(北朝鮮)に3−2で競り勝った。

 第3試合は平野美宇(日本生命)が梁夏銀(ヤン・ハウン=韓国)を3−1で退けた。

 男子の日本は準々決勝で韓国と顔を合わせ、第1試合は張本智和(エリートアカデミー)は2−3で競り負け、続く水谷隼(木下グループ)が3−2で勝利。3番手の松平健太(同)が1−3で敗れ、起死回生を狙った4番手の水谷も0−3で敗れた。

◆石川「重圧」打ち抜く

 予期せぬ相手にも勝負強さを見せつけた。準決勝で韓国と北朝鮮の合同チーム「コリア」に勝ち、銀メダル以上を確定させた日本。「いつもと違う注目をされている中で勝ちたい気持ちがあった」。主将の石川が宿敵との激闘を制し、チームに流れを引き寄せた。

 先陣を切った伊藤が鮮やかなストレート勝ちを収めた後の一戦。リオデジャネイロ五輪で敗れた北朝鮮のキム・ソンイが立ちはだかった。第2ゲーム途中までは石川のペース。しかしカット型の返球に加え、機を逃さず攻撃に転じる相手にてこずり、フルゲームにもつれ込んだ。

 最終5ゲーム目。台の角に当たって得点が奪われる不運などもあり、9−10と先に追い込まれた。ジュースに持ち込んでからもシーソーゲームが続く。「何度も心が折れそうになったが、最後まで自分を信じられた」。懸命に腕を振って13−14から3連続得点で勝利。飛び跳ねて喜んだ。

 8強入りのチーム同士が合体すれば、戦力がアップしたと捉えるのが普通だろう。本来なら1チームのみでよかった対策も練り直しを迫られた。「誰が出てくるのか、あまり分からない状態だった」と3番手の平野は率直に振り返る。想定外の事態にこそ、鍵になるのは精神力。主力の3人がぶれずに戦い抜いた。

 「明日が本当に大一番だと思って私たちはやってきた」と石川は次戦を見据える。残るは決勝のみ。1971年名古屋大会以来となる金メダルをつかみ取りにいく。 (ハルムスタード・磯部旭弘)

 

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